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自己追求へのアプローチ

Phlannèl / Anonymous Shirt / 19,000+tax

海外に出てみて改めて日本の魅力を再発見することがある人は少なくないでしょう。日本にいては近すぎて自分自身がその中に埋もれてしまうけれど、そこから一歩抜け出すことで、しっかりと自分自身や日本を、見つめることが出来る「第三者の視点」が自然に備わるということの結果がそういった形で現れているのだと思います。

洋服へのアプローチでも、海外コレクションを動画や写真で見たり実際にアイテムを手にとって見ることでそれらとドメスティックアイテムとの違いや国内ブランドの持つ魅力を再発見することが出来る場合があります。私自身も、日本から脱出して検証することは不可能ではありますが、仕入れのタイミングだったり実際に店に商品が入荷してくるタイミングで洋服と対峙する際には、「海外から見た日本」という構図でそれらを見比べてしまうことが多いです。

そうした際に現れるのは、縫製技術や素材のクオリティにおける日本の優位性であるということはこれまで飽きるほど語られてきたことではあります。それに加えて今シーズンのPhlannèlコレクションから発見したことは、日本の色表現の魅力です。日本に親しみのある藤や菫、そして桜のスモーキーでエアリーで、儚げで静謐な発色は、たとえ海外に同じ植物があったとしても、日本の柔らかく表情豊かな四季のある風土だからこそ現れる特徴であり、それも得てして日本の優位性と言えるでしょう。

日本から脱出をしないと必ずしもその魅力を見つけることが出来ないというわけではなく、外に出ることはあくまでその手段の一つに過ぎません。逆を言えば、日本という渦の中、台風の中に巻き込まれてその「台風の目」に入り込み、中心の奥深くへと潜り込んでいくことで表面に現れることのない何かを掴むことも違う方向性からの日本の理解へ向けたアプローチの一つです。

Phlannèlという、日本生まれの洋服に対してどんな視点を持って触れてみるかは、消費者にその多くを委ねられています。ただきっとどのようなアプローチにせよ、そこには日本特有の美、日本らしい価値観、そして日本らしい表現を再発見できることを保証します。(守屋)

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