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例えそれが高度性を要するものであったとしても

KIJI / URUSHI SWEAT SHIRT / 17,000+tax

デザインが先行するか、利便性の追求が先行するか、はたまたその程よいバランスの均衡を求めるか、終着点の違いによって同じものをデザインするだけでもその姿形は千差万別に表情を変えます。その中でも日本のプロダクトには特に「アイディア商品」などの便利なもの、使いやすいもの、高度技術を集結させた完全無欠のものへの希求が他国に比べて強いと感じることが多いです。

アウトドア商品など、利便性が死活問題にまで重要性を帯びるもののデザインにおいてそれは顕著にその特性を表し、とにかく「ダサくてもハイスペック」なものが(求められているのかどうかはさておき)多く生み出されていることは事実です。でもどうしても、いかなる場面においても、例えその利便性が圧倒的優位性を持つものであったとしても、私にとっては「デザインとして優れているか」という視点は、たとえその重要度が10%に満たなかったとしても捨てることは出来ないもの選びのファクターであり続けます。

日本の優れたもの作りを誇りに思いその目線を海外へと移してみると、例えそのスペックが日本のものに届かなかったとしても、そこには必要最低限のスペックをクリアしながらより良いデザインを兼ね備えたものたちがキラキラと輝きながら我々の目に飛び込んできます。少なくとも、私にはそのような体験が数多くあります。

同じ思いを、KJIのアイテムにも思います。ただここで言う「同じ思い」というのは「日本のプロダクトに感じること」と同じなのではなく「それと比較した海外のプロダクトに感じること」と同じということです。日本の素材の頂点を極めるような高度技術や高級素材を求めず、ただ決して格を下げない程度の塩梅に仕上げ、それでいてデザインはオーソドックスやベーシックに収まりきらないちょっとした格好良さを諦めないデザインの付加価値を必ず備えていることはバランスの良さの他の何者でもありません。

頭でっかちになり高度な技術や希少性だけを探求することは長い道のりを要するものの決して難しくはなく、執念深く続けていれば誰しもが到達出来る終着点であると思いますが、その努力をしながら程よいデザイン性とのバランスを保つことは持って生まれたバランス感覚やセンスがものをいうでしょう。だからこそ「バランスの良いプロダクト」はありそうでない希少な存在であると私は思います。(守屋)

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