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POSTALCO×BLOOM&BRANCH - Special Interview Vol.1

BLOOM&BRANCHが創業当時から大切に取り扱ってきたPOSTALCO。
そんな特別な思い入れのあるブランドと実現した別注アイテムの発売を記念して、
デザイナー マイク・エーブルソン氏へのスペシャルインタビューを掲載いたします。

暮らしを共にするもの

 -  今回のBLOOM&BRANCHとの別注企画を実現するに至った経緯をもう一度伺えますか
マイクさん(以下M):このKettle Zipper WalletがBLOOM&BRANCHで人気ということで、何か特別なものを作れないかと柿本さん(BLOOM&BRANCHディレクター)から打診がありました。色というのが一つのテーマとしてあったということで、今までやったことのなかった特別なカラーで、BLOOM&BRANCHらしいもの、そしてPOSTALCOにしか出来ないものを作ろうということで実現しました。

 - 別注カラーで完成した"Burgundy"は、BLOOM&BRANCHへのどんなイメージから生まれたのでしょうか
M : 長く共に暮らしていけるもの、「一緒に暮らすようなもの」を心がけて普段からものづくりをしています。BLOOM&BRANCHも同じような思いで揃えているものがたくさんあって、そういうものって経年変化がすごく大事だと思います。時間とともに色が濃く、いい雰囲気になっていく。だから今回もまず、経年変化で格好良く変化していくものがいいなと思いました。それを表現するにあたって、濃い色でつくりました。

 - その中でもBurgundyという色の特徴は?
M : とてもクラシック。昔からずっとある色で、そのクラシックさもBLOOM&BRANCHにはよく似合うと思います。

 - 出来上がった商品を見て、今までのPOSTALCOになかったような女性らしさを感じると、スタッフの中で話題に上がりました
M : POSTALCOのアイテムはいつもニュートラルなものを目指したいなという思いがあります。パートナーのユリも、いわゆる女性らしいものをあまり身につけていません。そういう人って世の中には意外とたくさんいると思っているし、だからこそこれは男性用、これは女性用という括りを無くして、性別の関係ないものを作りたいとずっと思っています。だから今回も今までと変わらず、特に女性らしいとか男性らしいとかは意識をしていないです。

 - このレザーは、もともとPOSTALCOで特別に生産している革ですか?
M : はい、このジオロジーゴートスキンはもともと全てオリジナルで生産しています。職人さんが革を丁寧になめしてシュリンクさせることで出来る凹凸が、遠くから地球を見ているようでとても気に入っています。山があって谷があって、川が流れているような。

POSTALCO×BLOOM&BRANCH / Kettle Zipper Wallet Small / 36,000+tax

夏に食べるたたききゅうり

- ということは、新たな色を作るにあたって、革から新しく生産しているということですよね?
M : そうです。でも色の表現って言語化が本当に難しい。すごく料理に似ているなあと思うのですが、料理って食べた時に「美味しい!」と思っても何故美味しいのか理由を説明することがとても困難ですよね。あとは、夏に食べるたたききゅうりみたいに、暑い日に食べた時は「これこれ、この感じ」と思って美味しく感じても、冬に食べたらそれは何か違うなと感じることってないですか。色も同じように「今の気分」で感じ方も変わるし、その感覚を伝えることは大変だけれど、いい色に出会った時は「そうそうこれ!」としっくりくるものです。

- 以前に柿本とPOSTALCOのオフィスに伺わせていただいた際に、生産の過程で紙のプロトタイプを何度も制作して検証を繰り返すというお話を伺ったのがとても印象に残っています。このお財布ももちろん同じ工程を経ているのですよね?
M : はい、このお財布も何度も検証しました。特にジッパーのサイドまでレザーをつけることで立体感を生み出して、可愛らしいころんとした形状でなく、直線的で格好いい雰囲気を残せるように意識しました。とても苦労しましたが、職人さんの技術の甲斐もあってなんとか実現することが出来ました。小さいお財布が流行ってはいるけれど、まだまだお財布にものを詰めすぎて混乱してしまっているような状態の人をよく見かけます。これは、そういった「お財布にたくさんものを入れたいけれど綺麗に整頓したい人」のために作りました。大きいサイズのKettle Zipper Wallet Largeは携帯も入るくらいのサイズにしているので、お昼を買いに出かける時とか、これだけを持ち歩く人もいるんですよ。

 - お財布に携帯も入るのですね!私も小さいサイズは愛用していますが新しい発見でした。あとこのお財布のいいところは使い始めてすぐに革が馴染んで手にしっくりと収まり使いやすさが増すことだと思っています。本番と同じ革で生産したものを、製品サンプルとしてみんなで使って検証したりもするのしょうか
M : もちろん、実際に使って試します。オフィスの中で触ってみんなで意見を出し合うけれど、外に出て様々な環境でお財布を試す必要があります。例えば、実際に人がたくさん並んでしまったレジで、急がなきゃいけないプレッシャーを感じながらお会計をするときにはまた新しい発見があるのです。そんな風に色々なものを改善しながら開発しているとき、バケツって良くできているなと感心します。バケツって長い歳月の中でたくさんの人が生活の知恵を絞って改良を重ねて、徐々に徐々に完成されてきた形だと思うんです。そういった意味で、お財布はまだまだバケツには敵わないなあと思います。

→Vol.2へ続く

(インタビュー・文:守屋)

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