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春のニットとか万年筆とか

knitbrary / CREW KNIT LINEN SWEATER / 48,000+tax

先週から引き続き晴天に恵まれている東京では、桜の花見客であちこちの公園が賑わっています。そんな暖かな気候に誘われて、新しい春の洋服への欲求も加速し、今シーズンのウィッシュリストがどんどんと埋まっていきます。二着目のトレンチコート、春らしいカラーのストライプシャツ、ぱきっと新鮮な色ののったデニム、心改まるとっておきの革靴と、どんなに物欲が高まり、あらゆるものがリストインされても、なかなかそこに含まれないものが「春のニット」です。

私にとってその理由の一つには、飽きるほど着たニットとの別れの季節である春に、素材違いといえどそのアイテムと再び過ごす日々にメリットを感じられないことがあります。そして、すぐに夏のような日差しが降り注ぎニットなんてとても着られなくなる日がやってくると思うと、春のニットはどんどんリストの下の方に落ちていってしまいます。それだったら色んな種類のシャツが欲しいと思ってしまう、そんな人も少なくないでしょう。

それでもなお、「決してマストではないアイテム」を着ることの意味はやはり、カットソーでは叶えられない洗練された大人の印象を与えられることと、シャツでは実現しない程よく抜けた大人の余裕を醸し出せることにあるように思います。特別便利とは言えないものをわざわざ所有するのですから、利便性やトレンドや価格に捉われない、絶対的な個人の美的感覚がそこには介在するはずです。

偶に、ペンケースから万年筆をさっと取り出してメモをとったりサインをする方がいます。ボールペンのように便利とはいえず、少しの間使わないでいるとインクが乾いてしまう万年筆を自然に使いこなすそんな人を見ると、その姿に私は、はっと心を奪われてしまいます。春のニットを自然に着こなす大人の姿を見たら、同じようにその余裕のある姿に魅せられてしまうでしょう。そして自分がまだ未熟であり、そんな余裕のある大人の足元にも及んでいないのだと自覚させられます。(守屋)

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