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1%にさえ

Phlannèl / Wool Yak Cable Knit Short Cardigan / 38,000+tax

異素材を組み合わせるという方法論は、現代の環境変化に対応出来るような快適な着心地を求める市場のニーズや作り手の欲望と、その願いを叶えることが出来るようになった技術の進歩に支えられています。その二軸によって、古くから衣服に使われてきた天然素材の持つ利点は最大限に引き出されるようになりました。

高級素材といわれるカシミヤには敢えてウールを掛け合わせることで、カシミヤ特有の毛玉を抑制し、ウールが持ち合わせるハリのある表情を生み出すことを可能にします。それでいてカシミヤ本来の柔らかな質感を損なわないままに仕上げられたニットは、お互いの弱さを打ち消し、強さを引き出し合うという最良の結果を生み出しています。

ヤクとウールの組み合わせも同様に、ヤクの柔らかな肌触りは得てして型くずれの原因にもなり、ウールは単体だと肌触りではヤクに劣りますが、そこで両者を組み合わせることで耐久性のある柔らかな着心地の衣服が誕生するのです。このように、異素材を組み合わせる方法論は市場ニーズに応えた商品を生み出す結果をもたらしてきましたが、そこに映し出されるのは、どんな思いや意図を持ってそれらの方法を選択したのかという、作り手の価値観に他なりません。

ウールを掛け合わせた理由は、もしかすると単純に、ハリのある強い表情を表現したかっただけかもしれません。もしくは、長く使うことを想定して耐久性を優先した結果かもしれません。ただのその結果の中にも、ベースをカシミヤでなくヤクを50%にした理由や価値観があります。ウールを45%合わせた上でモヘヤを5%追加した意図もあります。もしくはリネンを60%にした思いがあります。

Phlannèl / Arles Wool Linen Wrap Skirt / 34,000+tax

素材の1%にさえこめられている作り手の思いを感じてみることは、衣服を纏う上では少々過敏な感性かもしれません。ただ、それを持つ人と持たない人が作り手との間に感じる距離はきっと違ってくるのだろうと思います。(守屋)

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