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ルーツのかけら

mii / WRAP SKIRT / 33,000+tax

物心がつく頃や青春時代に、どんな友達とどんな場所でどんな遊びをしていたか、どんなことに夢中になっていたかということは、その人が大人になる上で非常に大きな影響を与えるものであると思っています。いわばそれらは、その人の人格を形成する重要な「ルーツ」となることは間違いないと、言い切ってしまっても差し支えないでしょう。

私が中学生時代を過ごした街にはその当時古着屋がそこかしこにありました。少ないお小遣いでは到底買い物なんて出来ない時から友達とふらふら買い物に出かけ、ラックや棚にぎゅうぎゅうに詰め込まれた服たちを見て、自分だったらこれが欲しいとかあんな服を着てみたいとか言い合いながら過ごしたその時代に、私は古着というジャンルの面白さや洋服の楽しさを知ったのだと思います。

国ごとに異なる衣服の成り立ちや地域性のある織物の柄や素材の肌触りというその当時に得た知識や記憶は、自身の血肉となって知恵となって今の仕事を支えていますし、その時の芽生えた感覚が今の自分の感覚の芽の息吹であったのだと思っています。当時はアメリカ古着の全盛期がひと段落し、より自由度の高い着こなしに皆がファッションを楽しんでいた時代でした。その時に見た柔らかく美しい生地で織られたインド綿のビンテージドレスや、アフリカンバティックの鮮やかな発色とハリのある素材のスカートなど、記憶に鮮烈に残るアイテムも本当に沢山あります。

こんな風に、きっと一つとして同じもののない、人それぞれに全く異なるルーツですが、同じジャンルの人間という存在はきっといて、交換可能なルーツのかけらもきっとあるのではないか、と久しぶりに自分のルーツを掘り返すきっかけとなったインド生まれのアイテムを前に考えた秋の始まりでした。今でも趣味の時間やお金の多くを洋服に使う大人の方々の中には、私とも交換可能なルーツのかけらを持っている人がいるのではないかと、そう期待します。(守屋)

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