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信用を担保に

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エルメスやルイヴィトン、カルティエ、そしてメルセデスベンツなど、ヨーロッパにはもの作りにおける老舗ブランドがあまた存在し、世界中でファンを獲得し、その地位を揺るぎないものとしています。同じく、もしくはそれ以上に長けたもの作りの技術や職人気質の文化があるはずの日本では、残念ながら先述のようなブランドの発見や育成が出来ていないのが現状かと思います。

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戦後の日本においては経済成長こそが正義であり、誇るべき希少な技術よりも生産性が、オリジナリティより市場ニーズが優先され、その結果ブランドらしからぬカラーの商品が売られていたり大量生産に向けて貴重な技術が望まぬ方向へ利用されていたりしたかもしれません。あくまで上記は個人的な仮説にすぎませんが、それらの市場原理と人々の視点が、本来あったはずの「老舗ブランドたり得る原石」をことごとく壊してしまっていたのではないでしょうか。

ヨーロッパで誕生し世界のマーケットを牽引する老舗ブランドには、そこに存在する職人技術への敬愛があり、市場ニーズよりも自分たちの作りたいものやブランド理念が優先され、薄利多売ではない適正価格で良いものを世に広めたいという心意気がずっと消えずに継承されていることでしょう。

需要に媚びないことが、逆に供給物へのニーズを生み出し、その繰り返しが長く続く歴史を形成し、その長い歴史という裏付けによって人々の信用を勝ち得て、その先にはその信用を担保として歴史を長く続けていくというパターンを作り上げたのだと思います。信用は何にも変えがたい無形財であるのだということに、どれだけのブランドが気づき、その発見のともしびを絶やすことなく継続していけるのでしょうか。

要するに、10年、20年スパンでブランドの未来を考えるのではなくて、100年以上のスパンで考えられる視点が存在するか否かがその分かれ目になるような気がします。日本はそんな世界に誇れる老舗ブランドを作り上げるマーケット作りから始めないといけないのかもしれません。本当に良いものは流行物ではないし、目立ったりもしない、だけれどその芯には揺るぎない信念があり他者への敬愛があり、それは持つべき視点を持った人には必ず見えてしまうものです。(守屋)

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