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不要なパンデミックを起こさぬよう

KIJI / OUDO - Natural / 28,000+tax

次の秋冬シーズンに向けた別注商品のご相談をさせていただくため、先日あるブランドの方とお話をしていたところ「別注商品の依頼は多く受けるがBLOOM&BRANCHのように継続してリリースしているお店は決して多くはない」ということを伺いました。我々は何かを始めるときは必ず「継続すること」を意識しているので、そのお話は少し意外でした。

何かを続けるということは良く見える側面も、その反対の側面も勿論持ち合わせていて、例えば長期的な視野を持つためには流行だけを見つめることは不要になり、じっくりと腰を据えて安定的な取り組みを行うことが出来る良さがあります。生産者やどこかのブランドの協力を得てものづくりをする際も、お互いに消費されることを恐れず、長く続く良いものを作ることだけを考えて膝と膝を付き合わせて話を進めることが出来ます。

KIJI / SHIMA - Natural / 25,000+tax

反対に、「継続=変化がない」ということになるとどうしても市場からは飽きられてしまい、せっかく良いものを発信していてもそれを適切に伝える機会を逃してしまうことになります。変化がないことは惰性と取られてしまうことは往々にしてあるでしょう。それを逃れるためには、少しずつ少しずつ、変化させ成長させながら地道に何かを続けていくという、いわゆる忍耐力のようなものも同時に必要になります。大きな社会的影響は起こせなくとも、良いものを適切に伝えられれば良く、そしてその波及力は継続することで徐々に大きくなれば万々歳といったところでしょうか。

イノベーションは私たちの生活の余分な隙間に入り込んでせかせかと生活の速度を上げ、得られる情報量を圧倒的に増大させ、そしてそれらの及ぶ広さは想像も出来ないところまで広がっていますが、そんな経済やビジネスのダイナミズム主義のような感覚から程遠いところにいる我々の現在地について、先述のお話を伺い改めて認識するに至りました。

我々はこれからも少しの成長と変化を伴って少しでも長く継続させることをミッションとし、不要なパンデミックを起こさぬよう、地道な活動を続けていくことしか出来ないのだと思います。お陰様で継続しているKIJIのデニムシリーズも、見えにくくはありますが少しずつ成長をさせている商品です。そしてコットンそのものの糸の色を活かした新色のNaturalカラーをリリースする取り組みは、継続する為の少しの変化の証です。(守屋)

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