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捉えることができる

CASEY CASEY / OLI COAT-COT 140 / 140,000+tax

服が服としてそこにあるそのままの姿や、ファッションを楽しもうとする意識の下でファッションツールとして身に纏われる服の姿ではなく、そこにファッション意識の有無にかかわらずそれを誰かの生活の中で身に纏われている時の服の姿というものは、我々のようなファッションを生業とする立場の人間だけが捉えることができる姿ではないでしょうか。

例えばCASEY CASEYの服というのは、今の気分を反映するようなリラクシーなサイジングやシルエット、素材の妙、そして洗いをかけたことで生まれる豊かな表情が魅力なわけですが、それらは均一化された価値尺度に則って述べられる感想であり、ある程度ファッションが好きなおおよその人々にはこの言葉が指し示す洋服の姿を捉えることは難しいことではないはずです。

ただそれを、どんな人が身に纏うべきなのか、それを身に纏った人の生活がどんな様子であるのか、その人の生活のどんなシーンでそれらの服たちが着られているのかという部分に目を向けられる人はほとんどいないでしょう。控えめに言ってもその想像の範囲はあくまで「自分が」という主語の下でのシーンを越えていくことはなかなかないはずです。

そこに存在する服をただ服として捉えるだけでなく、その服の未来の姿やあるべき姿、それが着られるべき人物の生活や「その生活に潜り込んだ服の姿」というものを、我々は捉えることができます。それは数多くの人の生活を見聞きし、そこに見合う服を見繕い、その後その人と共に生活をした洋服の姿を見守ってきた我々だからこそ、捉えることができる姿なのだと思っています。(守屋)

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