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ある映画から

KIJI / Linen Red Cross Knit / 25,000+tax

先週のご紹介の際にウォンカーウァイ監督の作品について触れましたが、ウォンカーウァイ監督初の英語作品である「MY BLUEBERRY NIGHTS」は、おそらく氏の作品の中でも最も日本で人気のある作品の一つではないでしょか。ニューヨークの雑踏やネオン、そして登場人物の心情の描写の端々にどこかアジアの街や空気を連想させるような、監督らしい湿度のある映像がとても印象的です。同じくニューヨークを舞台とする作品を数多く手がけているウディアレンのそれとは全く異なる風景をみせてくれます。

ウディアレンの監督作品ではニューヨークが舞台となる傷心の主人公とその人間関係をコミカルに描いた作品が多くありますが、そこに描かれるニューヨークは前者と異なりとてもドライで軽快。長い台詞が連続するテンポの良さや、さっぱりとした人間模様がその所以でしょうか。また、氏の作品の特に70年代後半から80年代頃の作品は、登場人物のスタイリッシュなルックスが注目を集め、今でもファッションアイコンとして様々な場面で取り上げられるほど、圧倒的な影響力を持っています。そんな当時のウディアレンやダイアンキートンのように、マニッシュに程よく肩の力を抜いたスタイリングを楽しんでほしいのがKIJIのリネンニット。

ニットが入荷した当初、インナーカットソーの上からざっくりと大きめに被り、柔らかなコットンツイルやシルクのパンツを合わせてルーズに着こなしたい気分でした。ですが改めて「マンハッタン」や「アニーホール」に登場するダイアンキートンやウディアレンの着こなしを振り返ると、シャツを合わせたり、ジャケットを合わせたり、しっかりとした生地のチノトラウザーをオーバーサイズで合わせたり、そういったナードでトラッドな要素を盛り込んだ着こなしも新鮮で面白いなと。トレンドを追うのも勿論楽しいですが、少し気分が変わりました。ふとした時に、映画だけでなく古い雑誌を繰ってみたりすると、新しい発見があるかもしれません。(守屋)

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春の訪れのような

Seya. / Summer Blazer / 88,000+tax

コレクション#01では乾いたようなグレイブルーや移ろうピンクベージュから、サンドベージュのグラデーションなどニュアンスのあるカラーパレットで、旅した土地の視覚的情景のみならず空気と香りまでをも表現したSeya.。#02ではそういった柔らかな空気から一転し、映画「Happy Together(邦題 : ブエノスアイレス)」の湿度のある空気や暗さを持った映像の色彩が落とし込まれています。曖昧なカラーのコレクションにしっかりと輪郭を持たせてくれるNavyやBlackの色使いがとても印象的です。

そんな中だからこそ、Seya.らしい「曖昧さ」を持った色使いや素材使いが何とも心に引っかかりました。個人的な好みもありますが、そういった言葉に表現できないようなニュアンスを表すものは、圧倒的な存在感がなくとも、奥深くから訴えかけられるような主張が感じられます。そしてその絶妙な「曖昧さ」が、訪れたことのない土地の空気や香りを想像する楽しさや、その土地を疑似体験出来る特別感をもたらしてくれるのです。

Seya. / Shirt With Storm Flaps / 55,000+tax

Seya.  / Summer Pants / 59,000+tax

今回はデザイナーの旅した土地と合わせて映画も重要なコレクションの要になっていますので、このアイテムはどの登場人物が着ていそうだとか、どんなシーンの色が表れているかとか、どんな心情の表れがあるだろうとか、そんな視点で見てみるのも楽しいのではないでしょうか。「曖昧さ」は、視点を変えれば、受け手にその解釈をある程度委ねてくれているとも言えるのですから、それが正解だとか間違いだとかはなく、純粋な自分の物差しだけでぜひ楽しんでください。(守屋)

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都会的Formal Wear

AURALEE / Wool Silk Herringbone Double Breasted Jacket / 54,000+tax

 ある程度年齢を重ね、多くの場所を経験し、多くの衣服を経験した方にはそれほど難解でないとは思いますが、「普段着としてのformal」というのは本当に難しいなと思います。必要に駆られていざ「普段も使えるようなちゃんとした服」を探してみると、かっちりしすぎて面白味に欠け、普段着としては活用できないスーツやドレスか、はたまたこれは大人として正しいのかと、頭を抱えてしまうようなカジュアルすぎるセットアップなど、両極端な選択肢で巷は溢れており、結局理想の一着には巡り会えなかった。という経験をした方も多いのではないでしょうか。

オーセンティックなヘリンボーンのウールシルクのスーツ地ながら、ありそうでない味わい深い色の表情が非常に洗練された印象を与えてくれるAURALEEの一着。イタリアスーツのような美しいドレープのある軽やかな風合いや肩の仕立て、それでいてイギリスらしいしっかりと真面目な表情もあります。

派手な意匠がない故に極上素材の良さが際立ちしっかりと上質な大人の雰囲気を演出してくれるので、フォーマルウェアとして十分に頼もしい存在です。そして普段はセットアップはもちろん、AURALEEのワイドチノトラウザー、Levi'sの501、シルクのワンピース、コットンのプリーツスカート。どんなアイテムを合わせて着ようかと、想像を膨らませながら楽しみたい「都会的Formal Wear」です。(守屋)

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Vintageは両義的

Vintage / Herringbone Fireman Trousers

Vintageの魅力の一つは、その一期一会の刹那性です。これを逃すともしかしたらもう一生出会えないかもしれないという、何とも所有欲・購買欲を掻き立てられるワードに幾度となく遭遇し、自制心を闘わせ、そして惨敗してきたことでしょうか。そんな方も多いと思います。 では何故、「もうこんなものに一生出会えないかもしれない」と思うのでしょうか。希少であればあるほどその思いは強いかといえば実はそうではなくて、あまりに希少すぎるものはかえって自分では所有してはいけないような気分にさせられます。誰か、もっとVintageを愛してやまない誰かか、熱烈なコレクターの元へ届くべきだと思ってしまいます。

Vintage / 50's Blue Cotton Jacket / 18,000+tax

Vintage / 50's French Hospital Military Coat / 18,000+tax

「こんな素敵なものに出会えてよかった」と思えるポイントはいくつかありますがその最大のポイントは、目の前にあるそのものの持つ、ちょっとした色褪せ、ほころび、傷、前の所有者が書いたかもしれないサイン、そんな所にあると私は思います。私ではない誰かから見るとそれは単なる汚れで、そんな一着は「綺麗ではない普通の古着」になるのですが、そこに魅力を見出してしまったらそれが「私にとって特別な一着」になるのです。

Vintage / Blue Patchwork Jacket / 33,000+tax

Vintage / 40's French Army Motorcycle Overpants / 16,000+tax

「汚れ」「傷」「破損」そんな様々なポイントが何物にも代え難い魅力になる。そういった意味でVintageは両義的なものであり、それがたくさんの人を虜にしているのでしょう。そんなことを考えながら、宝探しをするような気持ちで古着を見ると本当に幸せな気持ちになれます。そしてそんな気持ちで少し眺めていただきたいなと思っています。(Pari Vintage Market Vol.3)(守屋)

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自分と外の間に在るもの

Scye / Line Tuck Blouse / 36,000+tax

古くは貴族階級が着用していたシャツもあれば、労働者のためのシャツがあり、夏用の軽やかなアロハシャツがあれば、防寒のためのウールのCPOシャツがあります。そして、スラックスに合わせたいビスポークの美しいブロードシャツから、デニムに合わせたい粗野なコットンのB.Dシャツ、はたまたスカートに合わせたいリボンのあしらわれたシャツブラウス。

 CASEY CASEY / CHEMISIE BIG SANSPOCHE / 48,000+tax

一言に「シャツ」と定義してもその姿は言葉通り無限大で、素材・生地・デザイン・価値までもが本当に幅広く存在しています。そして私にとってシャツは、洋服の中で最も魅力的だと思うアイテムです。

見た目の多様さはシャツの魅力の一つですが、身に纏った際にしっかりとその素材を肌で感じることが出来るというのもポイントです。季節や気候との相性を測るように素材や質感を選びながらも、その素材はしっかりと自分の肌にも直接触れます。いわば「自分の外」と「自分」とを繋ぐようなその役割は、ジャケットのように外に近くもなく、カットソーのように肌に近くもない。その「自分の外」と「自分」との間の距離感がとても好きです。

Phlannel / Anonymous Shirt / 18,000+tax

何年も着用し、洗濯を繰り返し、くったりと柔らかさを増した生地の愛らしい姿もまた魅力で、そうなった時には更に自分の肌にすんなりと馴染んでくれます。そして「自分の外」と「自分」との間にごくごく自然に存在してくれるものとなります。

そんなことを考えていた折に、Paris買い付けのVintageがお店に到着し、その中から綺麗にリペアの施されたシャツを数枚見つけました。大切に着続けられた証拠としての丁寧なリペアの跡を見ると、自分もしっかりと、所有するシャツ一枚一枚に愛情を持って接したいなと、背筋が伸びる思いでした。(守屋)

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自分の色で染める

OUTIL / MANNTEAU UZES / 44,000+tax

OUTILのアイテムを好む人、OUTILの服が似合う人は、自己流のファッションの楽しみ方を心得ていて、あらゆるアイテムを自分色に染め上げて着こなすいわば「ファッション玄人」だと思います。一見するとシンプルなデザインやテキスタイル、ナチュラルな色使い。しかし一度袖を通してみるとその服の奥深くにある個性が顔を出します。そしてそれに身動ぐことなく、気負うことなく、自分らしく着こなさないと、服のパワーに負けてしまう。OUTILとは私にとってそんなブランドです。

ナチュラルインディゴと備長炭の美しい染めのコートはまさに、見るに美しく、着るに難しといった印象を与えます。しかし、だからこそ、その味わい深い染め上げの雰囲気の良さを借りて、自分の色に奥行きを持たせ、着こなしを楽しんでみたいと思うのではないでしょうか。簡単な服はもちろん使い勝手が良いですが、そうではない服の面白さやそれを着た満足感には代えられません。

そしてオリジナルのボタンの淵には、デザイナーの好きなフランス語の一文が細かく刻印されています。細部にまで気を抜くことを許さない完成度の高さも、「ファッション玄人」を唸らせるポイントです。そんな氏の思いの込められた言葉を解読し、理解した頃には、きっとこのコートも自分色に染めることが出来ているのではないかと思います。(守屋)

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行けるところまで

世の中に生み出される物には大きく分けて二種の存在意義があります。一つはそれらを享受する立場にある人(=消費者)を主体として考え生み出された、「ニーズに即した物」として。そしてもう一方は「行けるところまで行こう」という作り手の探究心や挑戦的な思いだけにフォーカスして作られた、いわば「ニーズを優先せずとも究極を求められた物」として。上記二種は完全な個人的見解です。そして私は後者を圧倒的に好みます。この後者の代表的なアイテムが入荷してまいりました。

Le Yucca's / Ghillie Shoes / 118,000+tax

ニーズを優先しないという言い方にはやや語弊がありますが、ここまで職人の熟練した技術が披露される物はごく少数派の人が求めるクオリティであるように感じます。それほどに、見れば見るほど惚れ惚れとするディティールです。ベジタブルタンニングの革の表情、美しいコバのシルエット、絶妙に計算されたヒールの高さやソールの飾りなど、本当にどこまでも抜かりのない一足。妥協などあり得ず、納得のいく物を求める作り手の思いを最優先させて作り出せれた物のもつ唯一無二の存在感にはため息が出ます。

そういった物を所有した際の満足感はその作り手の込めた「行けるところまで行こう」の思いと比例します。だからこそ、それを求める数少ない人々は減ることなく、それどころかその物を求める新たなニーズさえも生み出します。熱意のある物は必ず人の心を掴むものなのです。(守屋)

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プロダクトデザインであるということ

Phlannel / Anonymous Shirt / 18,000+tax

今18SSシーズンより新たに「Phlannel Basic Line」がスタート。全国に展開を広めているPhlannelのデザイナーに、普遍的なアイテムを追求した「Basic Line」に込めた思いについてインタビューさせていただきました。

日常に寄り添う

Phlannel Basic Lineをスタートさせるに至った思いとは?
-Phlannelはもともとオーセンティックなものやユーロヴィンテージをベースとして、流行に左右されず長く着ていただける「日常に寄り添う服」を提案しています。私自身様々な洋服を着てきましたが、ずっと手元に残る服は実はごく僅かで。Phlannelはそんな一枚に仲間入りできる服であってほしいと常に思っています。Basic Lineをスタートしたのは、そんなPhlannelの良さを知っていただく間口を広げたかったから。そう思っていた矢先にレギュラーカラーシャツやチノパンの製作依頼もあったのでPhlannelで定番化してるスビンのジャージシリーズなどを加えて構成を決めました。すごく検討したのは、ずっとリピートできるアイテムであるということ。Phlannelに行けば必ずあるという安心感のあるものを作りたい。そういった思いです。

Phlannel Collection Lineと最も異なる点は?
-Collection Lineでは普遍的なものであると同時にスタイルも意識したものづくりをしています。モノが好きだけれど、ファッションも楽しみたい。そんな方へ、今の気分も感じながら、Phlannelらしいスタイルを提案しています。Basic Lineはどちらかというとプロダクトデザインに近いものというか、着る人を選ばず、その人らしく、サイズなども選んで着ていただきたいものです。

Basic Lineの中でおすすめのアイテムは?
-レギュラーカラーシャツは、ドレスシャツとカジュアルシャツの間というコンセプトを定め、パターンを含めてカジュアルな素材を美しい仕立てで品良く仕上げることにこだわった一枚です。

Phlannel / Light Suvin Cotton Long Sleeve T-shirt / 12,000+tax

比類なきジャージへの愛

以前に、ジャージ素材の企画が一番好きとおっしゃっていたので今回もおすすめはカットソーかと思いました。
-特にライトスビンシリーズは本当におすすめです。上品な光沢がありながら、洗濯してもヘタレない。私がPhlannelのスビン天竺で作ったTシャツに出会った時、何度洗濯しても型崩れしない丈夫さに感動しました。ジャージは、上質な素材=丈夫・長持ちという訳ではないので、上質ながら型崩れしにくいというものにはなかなか出会えません。

ジャージを愛してやまない理由は?
-ジャージの好きなところは、とにかく機能的だなあと常々感じさせてくれるところ。

自身の愛用しているBasic Itemは?
-Tシャツです。一年中、ずっと必要な定番アイテムで、素材やサイズ感、ネックの開きなどバランスを変えるだけでいろんな表情が作れて着るのも作るのも面白く奥が深い。ジャージやニット(横編みのもの)が常に好きということですね。

Phlannel / FA-188 / 18,000+tax

Basic Lineについて今後の展望があれば聞かせてください。
-Basic Lineはまだまだ発展途上なので、ラインナップを増やすというよりは、「最高のチノパン」「最高のシャツ」と自他共に認められるようなものを追求していきたいと思っています。研究や実験みたいな感じです。欲を言えばジャージのラインナップ、それこそ普遍的なアンダーウェアみたいな日常になくてはならないものを少しずつ増やしたいです。

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POSTALCOの魅力とは

POSTALCO / KETTLE ZIPPER WALLET SMALL / 36,000+tax

POSTALCOのオフィスに伺わせていただいた経験は、バイヤーの買い付けや商談に同行するようになった1年間の中でも一番印象的だったことのひとつです。揺るがぬものづくりへの拘りの姿勢を目の前に、焦燥感を抱いたのは初めての経験でした。

POSTALCOは一つのプロダクトを製作するために、紙で何度もプロトタイプを作成し、検証し、使い勝手や耐久性を納得のいくまで追求しています。その気の遠くなりそうな作業のストーリーを、デザイナーのマイクさんは本当にわくわくした表情で話してくださり、その誰にも持ち得ない卓越した探究心がPOSTALCOの原点なんだと感じさせられました。そしてとても印象に残っているのが「日本的」視点と「アメリカ的」視点の両者を第三者の目でしっかりと捉えていたこと。

・日本人として日本で生活をしていると「常識」として捉えられずにはいられないことに対して、「常識」と思わないこと。
・自分の感情を素直に感じ取れる感性を常にアップデートしていること。
それをいとも簡単にやってのける人の姿を目の当たりにし、日々を見つめる自分の視点や日常への向き合い方をなんだか問われたように思ったその一瞬が、忘れられません。私にとってPOSTALCOの魅力は、完璧なプロダクト「そのもの」ではなく、その裏に隠された「視点」です。(守屋)

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男性性と女性性について

Phlannel / Wool Linen German Sailor Jacket / 33,000+tax

凛々しさの中に僅かに漂う儚さや可憐さは、メンズウェアを女性が着用した際に逆説的に表れる「女性らしさ」。ただ単純な女性らしさではなく、そんな奥ゆかしく凛とした「女性らしさ」に憧れを抱く方は多いと思います。私もその一人で、そんなオーラを纏いたいという希望の思いと、到底たどり着けないという確認の思いを持ちながら、メンズウェアをよく着用しています。

Phlannelの服は男性性と女性性を巧みなバランス感覚で表現しているものが多く、上記の思いを実現させてくれるのに一役買ってくれる洋服の一つです。こちらのSailor Jacketも、メンズウェアとしてのご提案ではありますが、是非女性に袖を通していただきたい一品。落ち感のあるウールリネンの素材の持つナチュラルな表情と、程よく開いたネックラインは抜け感のある女性らしさを作り出し、それでいて元々は男性服ですので、凛とした強さもしっかりと併せ持っています。念のための追記になりますが、男性が着用するとご紹介したような女性性は表れません。逆説の要素がないと表れないその表情。だからこその魅力です。

先日、私の書いている文章を読んでくださっているというお客様と店頭にてお話しさせていただきましたが、男性が書いていると思われていたようで(非常に嬉しいお言葉でした。ありがとうございます。)、男性性や女性性の垣間見える瞬間について少し考えていました。そんな折の今回のご提案です。(守屋)

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MY STANDARD

KIJI / KACHI / 23,000+tax

デニムといったら真っ先に思い浮かぶのはLevi's。ワークウェアとして完成されたディティールや、経年により唯一無二のオーラを放つ縦落ちの抜群の表情は、図らずも世界中のファンを虜にしています。そんな私も所有しているほとんどのデニムがLevi'sで、一年を通して履き続けておりますが、それ以外のデニムもVintageやusedのデニムばかり。ただこれだけは、Vintageでは探せない逸品でして、久しぶりに満足の一本に出会えました。

その名は「KACHI」。デザインはユーロビンテージのトラウザーをベースとしたオーセンティックなシルエットで、広くとられたわたり幅と尾錠のディティールが目を引きます。デザイナーズブランドのように、いつか飽きてしまうような過剰なデザインはないものの、Levi'sの501のようにとにかくプレーンな1本とはまた違い、程よく個性を主張してくれます。クリーンな白シャツを合わせたコーディネートでも、主役としてしっかり活躍してくれる頼もしい存在。Vintage好きの玄人を納得させてくれるグリーンセルビッチを使用したディティールも一見の価値ありです。

今回、洗濯した私物を初めて撮影してみましたが、私らしい色落ちが進んでいるのを確認でき、より愛着が湧きました。まだまだ育てていきたいMY STANDARDの一品。しっかりと縦落ちの表情が見られるので、それぞれの表情をお楽しみください。つらつらと言葉を並べるよりも、こういったデニムは一度試して、自分自身との相性を測っていただきたく思いますので、是非お試しいただけると嬉しいです。欠品しておりましたラインナップが全て揃い、本日より再入荷しております。(守屋)

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冬の籠

dragon / TRIPLE JUMP SMALL / 34,000+tax

冬の寒い日に暖房のきいたあたたかな部屋でアイスを食べることの楽しさ。夏の暑い日に汗を流しながら辛いものを食べる気持ちよさ。そんな、一見すると時節に反するような行いが、なんとなく心地良さや幸福感をもたらしてくれることがあると思います。洋服の着こなしに関しても同じことが言え、冬のウールやカシミアに合わせて敢えてリネン素材を取り入れたり、寒さの中少しだけ素肌を見せるようなパンツの丈を思案したりする楽しさが、ファッションと向き合う上でより面白さを感じさせてくれる時ではないでしょうか。そんな思いからのご提案として、冬に籠。ですが普通の籠と違うのは、藤やラフィアではない革製であること。

重さのある着こなしに抜け感をもたらしてくれるような、籠バッグの軽快な印象はそのままに、「ニット製品を引っ掛けてしまわないか」という籠バッグへの一抹の不安は解消してくれる柔らかな革の素材。そして何より、使用を繰り返すことで、革製品特有の光沢感が生まれるとともに色の経年変化を楽しめるのも非常に嬉しいものです。

ハンドメイドだからこそ実現する軽さと、たっぷり取られたマチ幅が使い勝手もよく、年中愛用する方が多いのも頷けます。その美しい編模様に魅了され、気持ちまでもがあたたまるアイテムです。(守屋)

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永く愛用するための物差し

Phlannel / Wool Yak V-neck Knit / 36,000+tax

永く愛せるニット製品について考察すると、フィッシャーマンニットやアランニットが真っ先に頭に浮かびます。北風を最大限に防ぎ、寒さに耐えられるよう密に編み立てられたそれは、ヨーロッパの厳しい冬を越える上で必要不可欠なものである反面、日本の冬にはリアリティに欠ける過剰な要素を持ち合わせているように感じます。例えばその迫力のある重量であったり、獣の香りさえ漂う頑丈なウールの繊維であったり。果たして実生活においてその衣服の重さに耐える必要があるか。それを毎年楽しんで着用出来るか。そういった意味で、「丁度良さ」は「永く愛する」ものを選ぶ上での重要な物差しであるような気がします。

日本の冬を越えるに足る丁度良い防寒性、適度に軽い着心地。過度なデザインを削ぎ落とすも普通過ぎない洗練されたルックス。柔らかな着心地でいて毛玉になりにくい丈夫さを持つ素材。その総合的な「丁度良い」バランスの良さが、結果として毎年着たくなるような「永く愛せる」ものとなるのではないでしょうか。そうであるか否かは一度袖を通せば必ず分かります。そして私はこのニットに対してその確証を得ています。(守屋)

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【GIFT COLLECTION】Vol.3 アイコンとなるジュエリー

あなたにとっての「あなた」はもしかしたら最愛のパートナーかもしれませんし、自分自身かもしれません。Gift Collection Vol.3では、そんな「あなた」へ向けたギフトをご紹介させていただきます。テーマは「アイコンとなるジュエリー」。

Sun  34,000+tax / Rhythm 24,000+tax / Angel 140,000+tax / Hunter 222,000+tax

毎日身に付けるジュエリーは、その人の生活を表すように変化をし、その人自身を表すアイコンへと昇華していきます。そして今回ご紹介するAVMのジュエリーは、一目見て今回のテーマの通りの存在だと確信しました。

AVM / Bishop / 54,000+tax

というのも、AVMの展示会でデザイナーの古川氏が身に付けていた蝦夷鹿の角を用いたリングを見て、氏の存在の一部となったジュエリーの存在感に圧倒され、生活の全てやその人自身をここまで表現してくれるジュエリーがあるということに驚きを隠せませんでした。「釣りへ行っても平気で水に濡らすし、いつでも付けたままです」と教えてくださった古川氏の指にはめられた蝦夷鹿のリングは、真新しい白い表情とは全く異なる味わい深い淡黄色になり、美しい艶が生まれていました。

蝦夷鹿の角そのものが経年により変化を帯びていく素材ではありますが、太陽を浴びながら、または雨に打たれながら、どんなところへ行き、どんなものに触れたか。その経験は全てリングに染み込んで行きその表情を表していきます。手を洗うたびに肌から離し、丁寧に慈しんで時を経たひとつは、表情の変化の速度はゆったりとしたものになるかもしれません。反対により多くの経験を共にしたひとつは、あっという間に他と一線を画す個性を放っているかもしれません。それは、実際に「あなた」が共にしてみないと分からないものです。そんなジュエリーに私はロマンを感じずにはいられません。(守屋)

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【GIFT COLLECTION】Vol.2 一番身近な人へ

毎日使う生活の道具、最高の着心地と長く愛用できる普遍的なデザインの服、共に過ごすあたたかな時間。そんなギフトを一番身近な家族へ。GIFT COLLECTION Vol.2ではそんな思いを込めて商品をセレクトしてみました。

KIJI / Crew Sweat Shirt / 16,000+tax

BLOOM&BRANCHをご愛顧頂いているお客様には既知のブランドかと存じますが、17SSシーズンより「KIJI」という新たなレーベルが当店より立ち上がりました。オーセンティックなアイテムをベースに現代らしい遊び心やギミックを加えたKIJIのアイテムは、正に「日常にちょっとした楽しみを与えてくれる」、そんな服です。そして、着こなすその人の個性を最大限に活かしてくれることもKIJIの魅力。例えば小柄な体型の人が敢えて大きいサイズをチョイスしてたっぷりと着用したり、逆に男性がレディースサイズのパンツをびしっとジャストレングスで合わせたり、性別やサイズを問わない服の自由度という提案にKIJIの服を楽しむ醍醐味があるように思います。

ユニセックス展開ですが、女性らしさや男性らしさを良い意味で追求していないモノ寄りのデザインと、大きく着ても小さく着てもすんなりと落ち着く細部まで拘り抜かれたパターンやサイズバランスがそれを可能にする所以です。
「お母さんは綺麗な着こなしが好きだからジャストサイズのこのパンツにしよう。」
「妻は背が小さいからこのニットをたっぷりと着て欲しい。自分も兼用で着てしまおうかな。」
「息子は服に疎いけど、シンプルな服だからきっと着てくれるはず。」
思いを込めて選んだ服は、きっと贈る相手にも特別な思いを感じて頂けるはずです。

個人的に購入したKACHIのデニムも、少しゆったりとしたサイジングながら、小柄な私の体型でも着こなしやすいのですっかりマイスタンダードの一本になっています。こっそりと洋服に隠れた雉を見つけて、つい微笑む姿も想像出来るでしょう。
(守屋)

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【GIFT COLLECTION】Vol.1 自分自身を讃える

Vol.1「自分自身を讃える」
お世話になった方や大切な方への心添えとして何かを贈ることが多い師走。是非、1年間丁寧に日々に向き合った自分自身へも、贈り物を。
Vol.2「一番身近な人へ」
家族への感謝の気持ちは、近いからこそ表しづらいものです。日々の生活を豊かにしてくれるような上質なベーシックアイテムで労いの気持ち表現してみてはいかがでしょうか。
Vol.3「その人のアイコンとなるジュエリー」
お守りのように毎日身に付けるジュエリー。身に付けた人の日々の過ごし方により経年の変化は様々な表情を見せ、正にその人の人生を表すものとなります。そんなジュエリーを大切な方へ。

以上の3ステージにわたりBLOOM&BRANCHらしい永く愛せる逸品を誰かへの贈り物としてご紹介させていただきます。第一弾は、自分自身へ。所有すること、身につけることで日々丁寧に過ごせるようなアイテムは、これからの自分自身への贈り物として最適なように思います。そんな思いを込めておすすめしたいのはformeのシューズや革小物。以下は昨年の「forme -made to order-」開催時に自分だけのシューズを購入したスタッフの香村さんに聞いた、formeのシューズにまつわること。


forme / Bowling shoes / 54,000+tax〜

Q:所有している革靴はどんなものがありますか?
A:Paraboot、Church'sのGRAFTON、J.M WESTONのローファーとブーツ、そしてformeです。

Q:そんな中でのformeの特徴とは。
A:まずユーロビンテージのような素朴な雰囲気、独特の皺の入り方。美しく履くというよりは経年変化していく革の味わい深さを楽しむような、育てていくシューズという点。そして履き始めからすごく馴染みが良いので靴擦れもない。もう一つはウエストがくびれた特徴的なラストのためホールド感があり、捨て寸をたっぷりととってもすごく足にフィットし安定感があります。

Q:お手入れ方法のコツはありますか?
A:他のシューズと変わらず普通の手入れで、仕上げはワックスを全体に軽くのせる程度にしています。ピカピカにし過ぎないで素朴さを残すように。あとは、先ほど挙げたようにしっかりと入る皺が特徴なので、その部分が乾燥して割れてしまわないようまめに手入れをして綺麗に保つことは意識しています。

Q:どんなスタイリングがおすすめですか?
A:軍物のパンツとの相性が抜群です。たまにスラックスと合わせたりもしますが、僕はフレンチやワークテイストなどformeの世界観に合わせたスタイリングでまとめています。

Q:自分自身への贈り物、今年は何を買いたいですか?
A:THE INOUE BROTHERSの別注ストール。誰かにプレゼントするならBLOOM&BRANCH別注の新作のformeのウォレットがおすすめです。

本日より24金メッキの金具を使用した別注の革小物もリリースしております。素材の持つ力強い個性が際立つシンプルなデザインは男女を問わずにご使用いただけます。永く愛せるformeのアイテムを是非ご覧いただけましたら嬉しく思います。(守屋)

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季節の感じ方とファッションの楽しみ方

Khadi&Co / Stole / 16,000+tax
Phlannel / Knit / 29,000+tax
Needles / Baggy Pant / 29,000+tax

先日当店バイヤーの出張に同行し、山梨まで足を運びました。素敵な洋服との出会いはさることながら、澄み渡る空気と、間近に見る富士山の雪化粧。夕日とのコントラスト。東京での生活ではなかなか感じることが出来なかった冬の訪れをしっかりと五感で体感し、改めて四季の移ろい・日本的美意識を再考してみるきっかけとなりました。
日本に住む私たちには、春の陽だまり、夏の蝉の声、秋の紅葉、冬の木枯らしなど四季を愛でながらその季節にあった洋服を手に取り、めぐる季節をファッションとともに楽しむことが出来る特権があります。「衣替え」も世界的に見れば非常に珍しい習わしと言えるでしょう。そんな日本ならではの視点にフォーカスし、色を軸に季節を楽しんでみるのはどうだろう。今回個人的に思考した季節の感じ方とファッションの楽しみ方です。

KIJI / Knit / 30,000+tax
THE INOUE BROTHERS / Large Natural Stole Exclusively for BLOOM&BRANCH / 39,000+tax
Porter Classic / Fleece Shirt Jacket Exclusively for BLOOM&BRANCH / 38,000+tax

色づく紅葉の赤。雪が降るかもしれない寒空のグレイ。ふんわりとした素材でまとめると柔らかな雲を連想させます。

GALLEGO DESPORTES / Shirt / 28,000+tax
GALLEGO DESPORTES / Knit / 40,000+tax
Phlannel / Coat / 86,000+tax

乾いていてどこまでも抜けるような清らかな冬の空気はブルー。Phlannelのツイードコートに表れる生地のミックス感は、空気の中にある塵が光にあたり輝くようなイメージでしょうか。

m's braque / Jacket / 92,000+tax
Vintage / M-47 Fatigue / 15,000+tax

12月になると街中を埋め尽くし、季節の風物詩となるもみの木のグリーン。深みのある色合いが季節感をより高めます。雪景色の白や銀杏並木の黄色など、まだまだ沢山の季節の色はありますし、捉え方次第で様々な景色が広がります。
サイズ感、素材合わせ、ブランド。いつも頭に浮かぶ視点からは少し距離を置いてファッションを楽しんでみると、慣れ親しんだ洋服たちもある日突然新鮮に映るかもしれません。(守屋)

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慎ましさという個性

松原竜馬 / マグカップ各種 / 3,500 〜 4,000+tax

個人的な話ではありますが、もともと民藝への興味から器の魅力へと引き込まれていった私にとって、作家さんの作品を手にする機会があまりなく、自宅で実際に使っているのも民藝の器ばかりでした。民藝の無名性を好んでいたためか、作家の方の名前の通った作品をどのように日常で使えば良いのか分からず、抵抗感があったのも否めません。そんな私が初めて購入させていただいた作家さんの作品が、松原竜馬さんのスリップウェアでした。

別注カップアンドソーサー / 6,000+tax

民藝のような慎ましさと実用性のある佇まい。しかし民藝の器と異なるのは、決して大胆に描かれないその透き通るような絵柄。民藝を元に個性を出そうと試みた加飾の結果というよりは、松原さんのお人柄がそのまま現れたような控えめな個性で、きっとどんな食卓にもすっと馴染んでくれるだろうという安心感がありました。

黄釉マグカップ / 3,500+tax  黄釉面取りマグカップ / 3,800+tax

飴釉掛け分けマグカップ / 3,500+tax  灰釉茶色マグカップ / 3,500+tax  茶色マグカップ / 3,500+tax

日本民藝館が好きで良く足を運ぶのですが、そこで初めて英国のスリップウェアを実際に目にした際にすごく日本的だなと感じました。そしてそれと同じように、松原さんの作品を見た際にはすごく西洋的だなと感じたのも私にとっては新鮮な発見でした。実際に松原さんにお話を伺ったところ、古いフランスの食器にとても興味があり、そこからインスピレーションを受けて形を作り出すこともあるとのこと。和の土ものの温かみや渋さのある釉薬の色の中に、どこか西洋の雰囲気を感じたことに納得がいきました。英国の圧倒的な存在感を持つスリップウェアとはまた違う、ごく控えめな個性を持った松原さんの作品は、まさに現代の民藝品のようです。(守屋)

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Alpaca素材の底力

Large Natural Stole Exclusively for BLOOM&BRANCH / 39,000+tax

「繊維の宝石」と呼ばれるカシミヤは軽く、柔らかく、そして何より暖かい。冬の主役となる素材の一つではないでしょうか。そんなカシミヤに匹敵するほどの軽さと柔らかさを持ち合わせるアルパカ素材は、加えて独特のぬめっとした感触と美しい光沢が魅力です。カシミヤもアルパカも見る視点によってそのメリットは様々かと思いますが、個人的にはこのアルパカという素材がとても好きです。カシミヤほどに繊細に扱わなくても、水分油分をたっぷりと含むその素材はなかなか毛玉や皺ができにくく、デイリーに使いやすい丈夫さがあります。

そんなアルパカの中でも世界最高峰のクオリティのアイテムを提供するTHE INOUE BROTHERS。BLOOM&BRANCH別注のストールは、最上級ランクのアルパカ素材の中でも稀少な、ベイビーアルパカの無染色の糸を用いて仕上げた拘りの一品。昨年、個人的に購入したこのストールは、「頼りないアウターを着るよりも、これさえあれば安心」と思える抜群の温かさで、毎日のようにばさっと身に纏い愛用していました。一冬越え、先日久しぶりにクローゼットから取り出した際にその美しい経年変化に改めてはっとさせられました。適度に毛が抜けてふんわりと柔らかさを増した肌触りと、それでいて決してくたびれていることのない芯の強さ。毛玉が全くなかったことにも驚きです。使っていた冬の時期にはその変化に敏感に気がつけなかったのですが、今まで使ったどんなウールやアルパカ素材よりも温もりを増すような変化で、より一層の愛着が湧きました。

タフさが魅力のアルパカ素材ですが、是非気に留めた際に柔らかい豚毛のブラシでブラッシングをしてケアをして下さい。デリケートになる必要は無いけれど、手を掛けただけ柔らかく美しく風合いを増していきます。そうすることで、私自身も感じたように、育てた人にしか体感し得ない圧倒的な包容力をもたらしてくれるはずです。(守屋)

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ベーシック「じゃない」AURALEE

BEAVER MELTON SOUTEIN COLLAR COAT exclsive for BLOOM&BRANCH  / 85,000+tax

「ベーシックなのにどこか今の空気感を感じる」、「ベーシックだけど他のブランドとは一線を画す」、「ベーシックだけど独特のデザイン」。AURALEEの魅力について語る際、非常に多くの場合ベーシックという言葉が用いられますが、そのあとには必ずといって良いほど逆説の接続詞が続きます。ベーシック「だけど」ベーシック「じゃない」。

AURALEEがベーシックといわれる所以は削ぎ落とされたデザインのシンプルさ。対してベーシック「じゃない」所以は妥協なき素材への探究心とそこからインスピレーションを受けてデザインする圧倒的な感性の良さ。私はそう感じます。今までももちろんあったはずの素材やデザインに新鮮さをもたらすことが出来るのは、使う素材をどう料理したら最高の味を引き出せるのかをよく吟味した結果ではないでしょうか。素材があってはじめて成り立つ服としての魅力は、デザインをまず考えてから素材を当てはめるものづくりの工程からは生み出すことは難しく、素材をデザインとして考えるAURALEEだからこそなせる妙といえます。袖を通した際の着心地の良さはもちろんのこと、満足感もひとしおです。

ベーシック「だけど」ベーシック「じゃない」、AURALEEらしさの詰まったBEAVER MELTON素材はぎゅっとウエストを絞った際に生まれる生地のドレープの表情が魅力的です。美しい光沢が女性らしさを放ち、男性より女性が着用したときのほうがその素材の魅力は最大限に活かされるような気がします。そんなレディースサイズの展開は今シーズンはBLOOM&BRANCHのみ。今回特別に制作いただいた別注アイテムです。(守屋)

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この度、BLOOM&BRANCHの新コンテンツとして「WEB SHOP BLOG」が公開となります。

“永く付き添い、愛着を持って育てていく”という価値観をベースとし、一つひとつ丁寧にセレクトされたアイテム。その魅力をより多くの方に知って頂き、良きものを長く使用し育てることの楽しさを知るきっかけとなれば嬉しく思います。

普段は語られることのないセレクトの現場の裏側のこと、アイテムのことなど、様々な視点からご紹介していきたく思います。毎週土曜日の更新となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。(守屋)

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