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  • 2016.3.31
  • CATEGORY : AOYAMA

鈴木盛久工房 / 鉄瓶 / 入荷のお知らせ

春の訪れとともに、ゆるやかに、そして静寂に。

この度、4月2日(土)よりBLOOM&BRANCH AOYAMAでは南部鉄器の老舗、鈴木盛久工房の鉄瓶2型及び鉄小物6型を初めてお取り扱いいたします。

鈴木盛久工房の歴史は永く、江戸時代南部藩が城をかまえた城下町・盛岡の地で、400年続く老舗です。遡ること、鈴木家は寛永2年(1625年)に御用鋳物師として召し抱えられて以来、代々藩の御用を勤めてきました。28代南部藩主重直公が領内に鉄・炭・漆などの鉄器に必要な材料が豊富に採れたため、京都などから鋳物師を招聘したことに始まる地場産業であり、元々は御用鋳物師が4家ありましたが、現存しているのは鈴木家を含む2家のみとなっています。現在は、初の女性鋳物師として注目されている15代目の熊谷志衣子氏が継承。国内外より熱い視線を送られる鈴木家の鉄瓶は、年間生産数が約200点と大変貴重であり、発注してから納品まで2~3年待ちとなっています。

鉄瓶の行程は、先ずデザインを考え、川砂と粘土をまぜた鋳物砂で鋳型をつくります。表面の紋様は鋳型に押しベラなど様々な道具で押すことにより生み出されます。外側の鋳型に中子を合わせて重ね、そこにできたわずかな隙間に真っ赤に溶けた約1400℃の銑鉄を流し込んでいきます。また、こちらの鉄瓶の厚さは約2.5mmとなり薄く、軽く仕上がっています。通常、機械製では約3〜4mmの厚さとなり、繊細な薄さを出すことにおいて、手仕事に勝るものはないと言っても過言ではありません。滔々と受け継がれる技術があるからこそ、鉄瓶を繊細にも重厚にも作り上げることができるのです。

そして、南部鉄器といえば漆黒というイメージが先行しますが、鈴木盛久工房の鉄瓶は赤茶色をしています。この色は、鈴木盛久工房が400年受け継がれているもので、生漆にべんがらの顔料を混ぜて焼き付けることで得られます。さらに表面を、お歯黒で着色することで長年使用したような錆色が印象的となります。他とは異なる色や質感の表情、雰囲気が鈴木盛久工房の鉄瓶には宿っています。

水道水を鉄瓶で沸かすとカルキが除去され、味がまろやかになります。鉄分が湯に溶け出し、手軽に鉄分を摂取できるという利点があります。貧血気味な方、低体温の方、特に女性の健康にとってはおすすめです。

工芸は用の美。磨き上げるのは作り手と使い手あってのもの。繰り返し使い、大事に使用していれば、孫の代まで受け継ぐことができる逸品です。背筋を伸ばして向き合い、使いこなせる自分でありたいと、そう思わせてくれる鉄瓶・鉄小物が、古雅な趣を漂わせています。日本の「わび・さび」を体感なさってみてください。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

《鈴木盛久工房 鉄器》(全て税別)
霰平宝珠形鉄瓶 55,000円 風花鉄瓶 62,000円 菓子皿 角 14,000円 木の葉茶托 2,300円 銘々皿 三角蝶 2,300円
瓶敷き 角 4,200円 申栓抜き 2,000円 羊栓抜き 2,000円

4月2日(土)より青山店にて発売。

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