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どこからきてどこへ向かうのか

PHLANNÈL SOL / Summer Smock Gather Dress / ¥35,200

ある一定のレベル以上の日本製ブランドの大半にとって、高品質の素材を用いてものづくりをしているということはもはや当たり前となりつつあります。以前はそれほどまでに品質に拘ることや、それをわざわざ消費者に伝えることが必須ではなく、消費者もそれらの情報よりもまずは見た目の美しさやトレンド感、心躍るか否かのファーストインプレッションに体重をかけてものを見ていたように思います。

形はごくシンプルだからこそ、それをずっと長く愛することが出来るし飽きずに持ち続けることが出来るという、それまでの流れとは異なるものづくりのブランドが誕生した時、そこには「長期間の着用に耐えうる品質」であることが避けることのできないミッションとして同時に立ちはだかったのだと思います。そのミッションをクリアしたからこその、他の追従を許さないクオリティの商品は、ただ消費者に見てもらうだけではその言わんとすることがなかなか伝わりづらかったのでしょう。

ひとたびそうした商品クオリティに関する情報が開示されたならば、消費者はその素晴らしさにもちろん気づき、安価で消化するだけのものにも自然と違和感を覚えるようになり、一定以上のクオリティを求める消費動向が生まれていったように思います。作り手が正しいと思うものづくりを行い、そこから消費者は学び取り、自らの購買行動において正しいと思うものを選び取っていく、というのはごく自然発生的な流れです。

今ではそれが当たり前になってしまったからこそ、真実がなくクオリティを謳うものも決してないとは言えなくなりました。ただ耳触りのいい言葉だけ並べ、目に入りやすい写真を撮り、それがあたかも正しいように見せることは、決して一言で悪だと片付けられませんし、苦し紛れの販売促進活動なのかもしれません。それが街中にたくさんあることを肝に銘じながら、心に刺さった言葉や写真や商品が、本当にどこからきてどこへ向かおうとしているのかということまで、知ろう、学ぼうとすることを私たちは続けなければなりません。それが、自分が応援したいものづくりや好きなブランドを正しく支援する方法です。(守屋)

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