BLOG

オリジナリティを探る

YLÈVE / WOOL CASHMERE SHAGGY KN P/O BIG / ¥35,200

オリジナリティとはなんでしょうか。アパレルブランドにおいて圧倒的なオリジナリティを発揮しものづくりを続けているブランドはどれほどあるのでしょうか。洋服作りは、創作活動とは異なり、あくまで買い手・お客様があり、その少し手前で、作り手が作りたいものやこと・オリジナリティというべきものを付与させながらクリエイションをしているわけです。

市場に寄り添いすぎたり、流行に対して機敏になりすぎていれば当たり前にオリジナリティたるものは薄らいでゆく一方ですが、そうすることなく作り手が表現したい世界観や追求したい素材、デザインなどを追い求めて行ったところで、これまで先人が世に送り出してきたクリエイティビティの堆積が目の前にはあるわけで、さらにここまで溢れかえった情報の中で“どこにもない”ものを生み出すことは非常に難しくなっていると言えるでしょう。

どこの超長綿であるとか、どこのバージンウールであるとか、どれほど高いランクのカシミヤであるとか、そういった希少性を追い求めたとて、世界には、日本には同等の素材を使うブランドや、それを謳い文句にしているブランドはいくらでもある世の中になりました。そんな中でも、良い素材をどう調理して一つのものを完成させるかという過程には、やはり一人一人の作り手のオリジナリティは色濃く出てくるわけで、素材選びもデザインも技術もクオリティも、色や質感も全てをひっくるめて一つのものを完成させたその過程こそが、一番私たち消費者が見つめるべきところのように感じます。

そして結果的に生まれたものに対して、「このブランドらしいな」などの感想はあまりにも短絡的であり、そのものがどのように自分の目に映ったのか(可愛いのか、美しいのか、特に気に留めない程度のものなのか)をしっかりと自分自身に問い、それに袖を通した自分がどう見えるのか、それを纏った自分の気持ちがどうであるのか、それを手にした自分の生活はどのように送られていくのか、ということにこそ視線を向けてじっくりと考えるべきではないでしょうか。そうして実際に使われてこそ洋服のもつオリジナリティが文字通り肌に感じられるようになるのではないでしょうか。(守屋)

BLOOM&BRANCH WEB SHOP
BLOOM&BRANCH Instagram

RECENT POST
KIJI / 22ss Collection / 22.1.29 Release / Shinohara , Kawasaki
KIJI / 22ssCollection / 22.1.29Release / Okawa,Yonamine
POOL BY CLASS / New Arrival / Adachi
Sight
BLOOM&BRANCH UTSUWA POP UP / KYOTO / 22.1.24-22.2.6 / EVENT
ARCHIVE

RSS Feed