JOURNAL

Our Le Yucca’s Stories
- Le Yucca’s

これまで数多くの別注シューズやベルトを制作してきたLe Yucca’s。その中でも特に反響の大きかった2型のシューズを再生産することに。ハンドモカのU-Tipのディティールを組み込んだサイドゴアブーツはイタリアの職人からのクレームを受けたという逸話つき。ブラウンのU-Tipシューズはビンテージ家具のように深く色づく表情の変化を楽しみながら長く付き合っていけるBLOOM&BRANCHらしさの宿る一足。それぞれのシューズを愛用するディレクター柿本とBLOOM&BRANCHスタッフが、その魅力を改めてご紹介します。

 

 

 

 

Director Kakimoto

 

 

U-Tip Shoes Brown / size 40.5

 

Q 「今季イメージするブラウンのU-Tipシューズを使ったスタイリングを教えてください」
A 「これはかなり今の気分で履ける一足だと思っていて、ベージュ、ブラウン、カーキなどのベースカラーに取り入れるイメージです。ドレストラウザーにベルトも茶でトラッドに。そこに発色の良いトップスや柄物、主張的な小物、違和感あるレイヤード、服のシワなど、おもいっきりバランスを崩していくのが良いと思います」

 

 

Q 「他の革靴に比べてLe Yucca’sのシューズを選ぶ時に特に気を付けることはありますか?」
A 「まずは今回の茶靴のようにベーシックなものを買う方が良いですが、Le Yucca’sの場合は2足目からはワクワクするようなデザインや素材のものを作ってきましたし、自分自身もそれを買い足ししています。なぜなら他には無いメッセージ性あるデザインが特徴だから。そのちょっとした遊び心やLe Yucca’sらしい哲学を楽しもうとする気持ちが大事なのかなと思います。あとはスエードも好きですが、表革の方が、やっぱり手入れがしやすい分、革の質感や色も自分でコントロールすることができるので楽しいですね。自分だけの靴が完成しやすい」

 

Q 「特に茶靴の手入れで気を付けていることはありますか?」
A 「色を合わせたクリームを用意して補色するのみです。黒よりも難しいイメージがありますが、いわずもがなLe Yucca’sの靴は革自体がとてもいいので、細かく注意を払い過ぎなくても、履き込むことで自然と良い表情に仕上がってくれます」

 

U-Tip Short Sidegore / size 40.5

 

Q 「サイドゴアブーツの製作にあたり、どんな思いやイメージがあって作成されましたか?」
A 「制作当初の思いとしては、メンズファッションにおいてマンネリを感じていた時期でもあって、脱ベーシックというか、世の中にありそうで無いものを作ろうというテーマで考えていました。とは言ってもいきすぎたデザインではなく、昔からあったような馴染みの良さと少しの違和感という二つを両立させられないかなと。formeに別注で依頼したサイドジップにキャップトゥを配したブーツも同じ考え方ですね。Le Yucca’sの場合は、ブーツが履きたい気分ではあったけれどレースアップのようなデザインではないものがいいなという始まりから、サイドゴアのミドル丈だったら軽快で堅苦しさが抜けるだろうと思い、そこに違和感をプラスしたかった思いからハンドモカでU-Tipを依頼しました」

 

 

「ただ、構造的にハンドモカが難し過ぎて、熟練のボナフェの職人からユカさん(Le Yucca’sデザイナー)にクレームが入ったみたいで(笑)。そんな逸話がありながらも、ユカさんご自身も完成品をすごく気に入ってくれていたし、個人的にもコンセプト通りの美しい靴の完成を見て、“これぞBLOOM&BRANCHらしいLe Yucca’sの解釈“と感じたとても思い入れのある靴です。この靴は、自分が仕事上で会うファッション関係者、特にデザイナーさんからの支持が多くて、前回買えなかったからまたやって欲しいと何度も言われてきたので、今回全く同じデザインで進行することにしました。サイドゴアとは、既に完成された誰でもイメージできるデザイン。そこに美しいハンドモカが入るだけで少しの違和感が生まれる。それでいて奇を衒うわけでもないという、玄人目から見ても、斬新で新鮮な出で立ちになっているのだと思っています」

 

 

Q 「どんなスタイリングが多いですか?今季のスタイリングのムードはありますか?」
A 「とにかく合わせやすいと思うので、これといってスタイリングを考える必要のない靴です。自分らしいバランスで服をチョイスして、最後に馴染ませるようにこの靴を選ぶイメージでしょうか。僕はスラックスかデニムが中心になっていると思います」

 

Q 「サイズ選びの注意点などはありますか?」
A 「自分はカレナは40.5のサイズを選んでいます。基本はブーツもU-Tipも同じカレナラストなのでどちらも共通のサイズ選びで良いですが、Le Yucca’sのブーツはシャフトが狭い設計なので、甲高や幅広の人は足入れに苦戦する傾向があります。かかとが落ちてしまえば問題なしだけど、最初は入り口が狭い。なので、足の形状によっては、ブーツだけはベストサイズよりハーフサイズ上げて選び、革が馴染んで底が沈んで、いつか大きく感じるようになれば、インソールで調整していくといった流れになるかと思います」

 

Q 「これまでブーツはどんなものを履かれていましたか?」
A 「ここ2年くらいブーツはウエスタンを中心に良く履いていましたが、それまでは10年近くブーツから遠ざかっていたかなという印象ですね。20代によく履いていたブーツは、ALDENのマンソンブーツ、CLARKSのチャッカ、RED WINGのサイドゴアなど。当時も太いボトムスに合わせていました」

 

Q 「Le Yucca’sの他に、よく履く革靴はありますか?」
A 「アメリカ、イギリス、フランスの所謂、高級紳士靴と言われるようなものは本当に履く機会がなくなりました。大事に手元に残してあるものの、ずっと眠ったままです。今の自分にとってはデザイン的に物足りなさを感じたり、今の自分の服装に合わせると硬い印象になってしまう感じがして。靴はファッションで一番大事な要素だと僕は考えています。なので、革靴と言われるといまはLe Yucca’sしか履いていないですね。例えば革靴でなければ、ちょっといなたいスニーカーか、夏ならDIMISSIANOS&MILLERのレザーサンダル、カラーサンダルを履いていました」

 

 

 

 

Mens Press Komura

 

 

U-Tip Shoes Brown / size 39

 

Q 「いつ購入されましたか?また着用頻度はどれくらいですか?」
A 「2018年頃に購入しました。最近はスニーカーも増えましたが、手持ちの革靴の中だと一番履いています。良く履いていた時期はおそらく週の半分くらい履いていたと思います。

 

Q 「金額面やサイズなど、購入時に気になったことはありますか?」
A 「長年欲しかった革靴だったので躊躇することはなかったです。ただ、このU-Tipが僕にとって初めてのLe Yucca’sだったことや、普段撮影でかなり歩き回ったりすることが多いので、タフさや経年変化などは気にしていました」

 

Q 「気になっていた経年変化はどうですか?」
A 「購入時に比べブラウンの色はかなり濃くなり、僕の場合は磨きもこまめに行っていた為、艶も増してすごく良い雰囲気になったと思っています。ディレクターの柿本さんやお店のスタッフからも良い感じになったねと言われることが多いですね。サイズ感に関しては少しゆとりが出ました。もともと普段履いている靴のサイズからサイズアップしたりはしていませんが、ぎちぎちすぎない程よいフィッティングのサイズ選びで購入しています。あと懸念していたタフさは、佇まいが上品な靴なのにしっかりとした作りで履けば履くほど安心感を覚えます。故障ももちろんありませんし、これからも長く履けそうです」

 

 

Q 「どんなシーンで履くことが多いですか?」
A 「日常的にも、結婚式などのハレの日にも履きます。最近は仕事の日は特に動きやすい服を選ぶことが多くなっているので、気持ちをしゃきっとさせたい時にはよく履いています。ヒールも高めなので、背筋が伸びます!」

 

Q 「今シーズン履くならどんなスタイリングが気分ですか?」
A 「今年は茶靴に黄色のソックスなど、明るい色のソックスで遊びをいれたい気分です」

 

Q 「他の革靴に比べてLe Yucca’sのここが魅力という部分を教えてください」
A 「女性デザイナーらしい上品な佇まいですかね。それでいて、色気が強すぎず日常に馴染む絶妙なバランス感が魅力です。あとその見た目に反するタフな作り」

 

 

Q 「Le Yucca’sの他に、よく履く革靴はありますか?」
A 「フランスやイギリスの王道の革靴も色々持っていましたが、履き心地に優れず手放してしまったものも多いです。formeの革靴は僕の足にとても馴染みが良く、たくさん履いています。結局、無理をしない靴、心地良い靴を選ぶことが多くなりました」

 

 

 

 

Aoyama Shop Manager Ito

 

 

U-Tip Shoes / size 39H

 

Q 「いつ購入されましたか?着用頻度はどれくらいですか?」
A 「たしか4年前くらいに購入しました。着用頻度は現在は月一回くらい…気分でいろんな靴を履き回しているタイプです。デザインが似た靴はあるかもしれないけれど形がLe Yucca’sのものは他にはないなと思って購入しました」

 

Q 「経年変化はどうですか?」
A 「アッパーは艶が増してきました。作りがマッケイなこともあり足なじみが早かったです。革が柔らかく馴染みが良いのと、木型によると思うのですがカレナラストはLe Yucca’sの中では少しゆとりがあるのでハーフサイズ下げたサイジングが個人的にはおすすめです」

 

 

Q 「どんなシーンで履くことが多いですか?」
A 「気合い入れる時!」

 

Q 「今シーズン履くならどんなスタイリングが気分ですか?」
A 「とても綺麗な靴なので、無骨なデニムで合わせて良さを際立たせたいです。またクラシカルなトラウザーに上質なニットで、シンプルかつ大人な組み合わせにもチャレンジしたいですね。今シーズンは、よりシンプルでミニマルなスタイルに興味が湧いていて、ニットにネイビーのスラックス、白スニーカーか黒の革靴、みたいなイメージを持っています。ネイビーのカーディガンに柄シャツ、グレースラックスみたいなスタイルもいいな。どんなスタイルにも合うので特にこれという制限もないですね」

 

Q 「他の革靴に比べてLe Yucca’sのここが魅力という部分を教えてください」
A 「造形的美しさ」

 

Q 「手入れで気を付けていることはありますか?」
A 「手入れは最近あまりしていないです(笑)。プロにお任せしています!」

 

Q 「Le Yucca’sの他に、よく履く革靴はありますか?」
A 「好きなのはジョンロブ、グリーン、タニノクリスチー、グイディ、ハワイアナス。よく履くのはタニノ!」

 

 

 

 

Yokohama Shop Staff Nakajima

 

 

U-Tip Shoes Brown / size 39H

 

Q 「いつ購入されましたか?着用頻度はどれくらいですか?」
A 「約1年半前に購入して、週に2回ほど着用しています。やはり色がどのように変化していくかがわからなかったので、ケアの仕方が購入する上で1番の懸念点でした。なので革の表情や色が変化するたびにBrift Hのスタッフさんにおすすめのクリームの色などを聞いてケアをしてきました」

 

Q 「経年変化はどうですか? 」
A 「色、革の柔らかさは大きく変化していると思います。特に色に関しては購入時の色からは想像つかないくらい変化をしています。様々なブランドのクリームを試して変化の仕方が自分の好みに合う物を選ぶのをおすすめします。変化の仕方はクリームによって本当に様々なので、そこも楽しんでいただきたいです」

 

Q 「いろいろ試した中での自分のベストクリームとお手入れ方法、注意点を教えてください」
A 「まずは水滴などを革につけないことですね。最初のうちは水シミが分かりやすいので注意が必要です。クリームはナチュラルカラーのものを1年くらい使い続け、ある程度色が濃くなったら薄くサフィールのライトブラウンの色を加えています。色を濃くしたくなければ、ナチュラルの色のままでいいと思います。自分はあまりドレッシーに仕上げたく無く、鏡面磨きとかはせずカジュアルにラフに履くようにしてます。今となってはシミなんて気にしないくらいガシガシ履いてますし傷もあります。どっちに仕上げてもかっこいいのでスタイリングに合わせてみてはどうでしょうか」

 

 

Q 「どんなシーンで履くことが多いですか?」
A 「仕事の日に履くことが1番多いです。個人的にマッケイ製法の反り返りの良さは自分の足に合っていて、仕事でも休日でもスニーカー感覚で手に取ることができるくらい履きやすいです」

 

Q 「今シーズンのスタイリングムードはありますか?」
A 「いい意味で“おじさんぽく”ですかね。個人的にはWoody Allenのようなキメてないけどかっこいいあの感じ。逆に今っぽいのではないのかと思っています。きれいめなアイテムを着崩して、足元はLe Yucca’sをもってくるのが自分の中では定番のスタイリングです」

 

Q 「他の革靴に比べてLe Yucca’sのここが魅力という部分を教えてください」
A 「女性らしいシャープなシルエットとヒールの高さのバランスはやはり他の革靴にはない美しさです。自分の足の形的に、シャープなシルエットの革靴だとなかなか合うものがなく、色々な革靴を試しましたが、Le Yucca’sのフィット感はようやく出会えた感じがしました。クセになるフィット感です」

 

 

Q 「Le Yucca’sの他に、よく履く革靴はありますか?」
A 「John LobbのBORDERを愛用してます。スキンステッチを施してるUチップは独特な雰囲気が漂っていて好みです。革靴以外だとヴィンテージスニーカーも好きでよく履いてます。ヴィンテージのUSA製スニーカーなどは常に探しちゃいますね」

 

 

 

 

photo : Ryuhei Komura
edit : Yukina Moriya