Model / U-Tip Shoes Size / 39
第3回のインタビューは、自身が好むトラッドやクラシックのエッセンスを加えた日々のスタイリングが魅力の青山店スタッフ香村です。
「コバの張りが少ない華奢なフォルムに女性的なヒールが相まった趣が、自分の目には高貴でクラシックな靴に見えました。その時にとても衝撃を受けたのを覚えています。」
彼が購入したモデルはBLOOM&BRANCH ExclusiveカラーであるブラウンのU-Tip Shoes。
「購入してから約1年、アンティークの様な細かい皴が入ることでよりクラシックに見えてきました。クラシックですがブラウンというカラーも相まって、どこかカジュアルに見える程よい抜け感が普段使いにとても重宝しています。ですが、ブラウンと違いブラックにはスタイリングを引き締める効果があるなと、他のスタッフが着用している姿を見て感じています。色違いで持っていると自身のスタイルの幅が広がると思いブラックの購入も検討しています。」とカラー毎の魅力を教えてくれます。そしてサイズ選びにも彼独特の拘りが垣間見えます。
「僕は普段から革靴をタイトに履くことはせず、最初から履きやすいサイズを選んでいます。なのでもちろんこのU-Tip Shoesも、最初から楽なサイズを選んで着用しています。グッドイヤー製法の革靴は最初から履きやすいサイズを選ぶと後に緩さを感じることがありますが、このU-Tip Shoesはマッケイ製法なのでその心配をせずサイズ選びが出来ました。」
「マッケイ製法はコバが張らず華奢に見えるというデザイン性のメリットもありますが、着用する上で大事な足馴染みの良さ、特にソールの返りがとても良い機能面も利点の一つだと思っています。グッドイヤー製法の様にじっくりと自分の足に馴染ませる履き方は、履きこなすまでに時間が掛かるので、段々と着用の機会が減って、箪笥の肥やしになってしまった靴も過去にありました。その様な経験も踏まえて、僕の洋服選びの軸を考えるとマッケイ製法の合理性が丁度良かったと思います。」
「ボトムはビンテージのデニムやチノパンツ、トップスは年代物のバスクシャツやCASEY CASEY、Phlannèlのシャツなど。気軽に着用出来て、なおかつ着用と洗濯を繰り返す毎に風合いが良くなっていくものを組み合わせています。その日常的なスタイルにU-Tip Shoesを取り入れることで、クラシックなエッセンスが加わり、スタイリングが自分らしく仕上がると思っています。」
冒頭で述べていた通り色違いでブラックの購入も検討しているということですが、ブラックの場合はどのようなスタイリングのイメージを持っているのでしょうか。
「最初の印象で受けた高貴さやクラシックさを連想させるスタイリングをイメージしています。Phlannèlのベルベットのパンツや2タックのスラックスを合わせて、U-Tip Shoesの持つクラシックな雰囲気を加速させつつ、オーバーサイズのシャツやニット、またはジャケットなら古着のアイテムをトップスに合わせたいです。下半身はきっちりとさせながらも、あくまで上半身は日常着に落とし込めるようなバランスがいいなと思います。」
「僕はいつも気軽に着用していますが、ジャケパンスタイルやセットアップと合わせるセミフォーマルなスタイルにも憧れます。一人ひとりのスタイルに寄り添う懐の深さは、他の革靴やスニーカーにはないLe Yucca'sだけの魅力だと思っています。」
(インタビュー:粕谷)
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