メンズ・デニムジャケット(Gジャン)のおすすめブランド16選|選び方をわかりやすく解説!

メンズ・デニムジャケット(Gジャン)のおすすめブランド16選|選び方をわかりやすく解説!
定番アウターのデニムジャケット(Gジャン)。ベーシックなアイテムで、季節を問わずに着ることができます。
しかし、デニムジャケットを扱うブランドは多くあり、特徴も様々なので何を選んでいいのか迷いますよね。なんとかして自分にピッタリのブランドを見つけたいとお考えの方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、デニムジャケットのおすすめブランドを16個厳選してご紹介いたします。デニムジャケットの選び方やコーデのポイントも解説しますので、是非ご覧ください!

編集部
MEN’S FASHION BRAND LIST
デニムジャケットが似合う人の特徴
そもそもデニムジャケット(ジージャン)は、男性用の作業着がルーツ。デニムアイテムは今でこそ女性も日常的に着用していますが、元々は男性が着る服でした。
そのようなルーツを持つことから、デニムジャケットはワイルドで男性らしい雰囲気を漂わせるアイテムとして位置づけられます。したがって、がっちりとした体形の方や、男性らしい雰囲気を持っている方によく似合います。
もちろん、細身の方や柔らかい雰囲気を持つ方でも心配はいりません。今はそのような方に似合うような、細身でスタイリッシュなデニムジャケットもたくさんありますし、オーバーサイズの着こなしも流行っています。コーデによってはきれいに着こなすこともできる優秀なアイテムです。
そのため、デニムジャケットは体型や年齢を問わず多くの方に似合うアイテムとなっています。
デニムジャケットの選び方|3つのポイント
デニムジャケット選びの3つのポイントを紹介します。
1.サイズで選ぶ
デニムジャケット選びのポイントの1つが「サイズ」です。特にデニムジャケットはシルエットが出やすいため、サイズ選びは非常に重要です。
ジャストサイズ~やや大きめのサイズがおすすめ
デニムジャケットを選ぶときは、一般的にはジャストサイズが良いとされています。大き過ぎるサイズだと、ぶかぶかとして野暮ったい印象になってしまうからです。
もっとも、あえてオーバーサイズのものを着るというおしゃれの仕方もあります。
オーバーサイズで着こなす場合や、中にニット等を着込むことが多い場合にはやや大きめのサイズを、そうでない場合はジャストサイズを選ぶのがおすすめです。
2.型式で選ぶ
デニムジャケットには型式があります。1936年に初めてでたものを1st(ファースト)として、2nd(セカンド)、3rd(サード)とスタイルを変えてきました
ヴィンテージ好きなら1stか2ndがおすすめ
LEVI’S VINTAGE CLOTHING 1936モデル TYPE I トラッカージャケット RIGID
最初に出た「1st」と呼ばれるモデルは、胸ポケットが片側にしかついておらず、オリジナルはシルエットも大き目。
ボックスシルエットで着丈が短めなので、コーディネートによっては野暮ったく見えてしまうという難点もあります。
LEVI’S VINTAGE CLOTHING 1953モデル TYPE II トラッカージャケット RIGID
1stから改良された「2nd」と呼ばれるモデルは、胸ポケットが2つになります。1stと同じように着丈は短いので、サイズ選びが重要になってきます。
もっとも、最近では2ndのデザインをベースとしつつ、シルエットは現代的に調整した商品も多く販売されています。そういったものなら、より日常的に使いやすいでしょう。
デニムが好きな方や、ヴィンテージものが好きな男性は、現代的な3rdよりも2ndを好む方が多い印象です。
今っぽく着るなら3rdがおすすめ
LEVI’S MADE&CRAFTED TYPE III トラッカージャケット TARAI MADE IN JAPAN
2ndがさらに改良された「3rd」は、少し高めの胸ポケットの位置や、ポケットから裾にかけてVの字に走るステッチが最大の特徴的です。
デニムジャケット(Gジャン)というとこの形を思い浮かべる人がほとんどであるように、3rdモデルは現代において作られる多くのデニムジャケットのベースとなっています。
シルエットも現代的で非常にきれいなので、デニムジャケットをスタイリッシュに着こなしたい方や、初めてデニムジャケットを購入する方には、3rdモデルがおすすめです。
なお、3rdモデルから少し形を変えた4th(フォース)モデルと呼ばれる型もありますが、デザインは3rdと大きく変わりません
3.カラーで選ぶ
デニムジャケットの選び方で、サイズと同様に重要なのが「カラー」です。
デニムの生地は洗いをかけていくと、段々と色が落ちていきます。加工方法によっては、あまり色落ちせず染めたてのデニムの色を維持するものや、製造段階でわざと色落ち加工を施して風合いを出しているジャケットもあります。
おすすめはインディゴ(濃紺)
デニムジャケットの色でおすすめなのは、インディゴ(濃紺)です。インディゴとは、色落ちしていない色やそれに近い濃い紺色のことです。
デニムは色が落ちてライトブルーに近づくほどカジュアルな印象が強くなります。デニムジャケット自体がカジュアルなアイテムですので、色落ちが激しいデニムジャケットはカジュアル度が強くなってしまいます。そうなると、逆に子供っぽい印象を与えてしまい、着こなしの難易度が上がります。
以上のような理由から、初心者の方や大人っぽく着こなしたい場合は、インディゴのような濃い色のデニムジャケットがおすすめです。
デニムジャケット・Gジャンのおすすめ&人気ブランド16選
デニムジャケットは多くのブランドから販売されています。中でもおすすめのブランド16選を紹介します。
1. リーバイス(LEVI’S)
参考価格:12,100円 / 出典:ZOZO
価格帯:普通~高い 約7,000円~4万円
リーバイスは、いわずと知れたデニムジャケットブランド。最初にデニムジャケットを作ったブランドとしても有名です。
1853年創業と歴史は古く、ゴールドラッシュの頃は作業着を作っていました。その延長線上として、デニムジャケットを作成。今ではデニムブランドのアイコン的な存在です。
デニムジャケットを作ったブランドだけあり、シルエットもきれいで、デニムの素材感も申し分ありません。リーバイスはまさに王道ブランドと言えます。
まずはベーシックなデニムジャケットを1着ほしい方におすすめです。
2. リー(Lee)
参考価格:17,600円 / 出典:Lee
価格帯:普通 約1万円~2万円
リーは、歴史あるワークウェアブランドの一つです。1899年創業で、ワークウェアを製造し始めたのが1911年。そのワークウェアの1つとして、デニムジャケットが販売されたのです。
原型はリーバイスのデニムジャケットをベースにしていますが、ステッチの角度を変えるなど、微妙な違いにこだわりました。シルエットもきれいで着やすいのが特徴です。
ブランドを象徴する定番のデニムジャケットは「101J」。丸みを帯びたポケットのデザインや、フロント部分のジグザグのステッチが印象的です。
また、デニムジャケットの首元にボアをつけたボアジャケットのストームライダーは、リーの代名詞的なアイテム。リーバイスとはまた違ったテイストが楽しめるブランドです。
3. ラングラー(Wrangler)
参考価格:10,780円 / 出典:ZOZO
価格帯:普通 約1万円~2万円
ラングラーは、リーバイスやリーと並んでデニムブランドを代表する存在です。
フレアパンツなどカウボーイが着用するようなアイテムを主流に製造しており、デニムジャケットもやや細めなのが特徴です。
デニムジャケットの製造を始めた1950年代は、ジップやスナップボタンをつけるなど個性的なかたちを多く世に出していました。今ではベーシックなデザインのデニムジャケットも製造しています。
ラングラーのその他の特徴としては、デニムの素材が良質で、色落ちがきれいなことが挙げられます。少し崩した雰囲気で着用したい方におすすめのブランドです。
4. ポストオーバーオールズ(POST OVERALLS)
参考価格:41,800円 / 出典:POST OVERALLS
価格帯:高い 約3万円~5万円
ポストオーバーオールズは、1993年にアメリカで生まれたブランドです。日本人デザイナーの大渕毅氏と西秀昭氏が立ち上げました。
ビンテージワークウェアをルーツに持ち、細部にこだわる作りが特徴的です。昔のデニムジャケットのかたちをベースに、今の時代にも着ることができるようスタイリッシュに仕上げられています。
ポストオーバーオールズの製品は縫製がとにかくきれいです。見た目のデザインだけではなく、細かい部分のこだわりがさりげないかっこよさを演出しています。
デニムジャケットを洒落た雰囲気で着こなしたい方におすすめです。
5. アーペーセー(A.P.C.)
参考価格:31,900円 / 出典:A.P.C.
価格帯:普通~高い 約3万円
アーペーセーは1987年にフランスで生まれたブランドです。日本の衣服ブランド、KENZOのパリ支店で働いていたデザイナー、ジャン・トゥイトゥ氏が立ち上げました。
アーペーセーの衣服の特徴はとにかくシンプルであること。しかし、個性がないかというとそうではありません。シルエットや素材感で、しっかりとアーペーセーらしさを出しています。
デニムジャケットもシンプルな作りですが、シルエットがきれいで合わせやすいのが嬉しいポイント。デニムの生地が良質なため、色の落ち方も非常にきれいと好評です。
デニムジャケットをシンプルに着こなしたい方は、アーペーセーのデニムジャケットを見てみましょう。
6. 桃太郎ジーンズ(MOMOTARO JEANS)
参考価格:27,500円 / 出典:デニム研究所
価格帯:普通~高い 約3万円
桃太郎ジーンズはデニムの名産地である岡山県で生まれました。高い耐久性と、ジンバブエコットンの使用による肌触りの良さが特徴です。
”10年履けるジーンズ”を目指している桃太郎ジーンズだけあって、耐久性は十分。デニムジャケットを育てる喜びを教えてくれます。
デニムジャケットの生地は厚く、色も濃いのが特徴。色落ちの良さにも定評があります。最初は生地が固くて着にくいかもしれませんが、その分、自分だけのかたちに馴染む過程を楽しめます。
デニムの男らしい雰囲気が全面に出るので、デニムジャケットを男くさく着たい方にもおすすめです。
7. ウェアハウス(WAREHOUSE)
参考価格:37,400円 / 出典:WAREHOUSE
価格帯:高い 約3万円~4万円
ウェアハウスは1995年に設立されたブランドで、”ヴィンテージ古着の忠実な再現”をモットーにしています。
そのこだわりは強く、なんとヴィンテージ商品を自分たちでほどいて、作りやディティールを研究するほどの徹底ぶりです。
そうしてつくられたデニムジャケットは、シルエットから縫製のやり方、色の落ち方まで、ヴィンテージの商品と比較しても遜色ありません。
デニムジャケットは現代的な細身のシルエットというよりは、当時のゆとりのあるシルエットがベース。当時の雰囲気をまとったデニムジャケットを楽しむことができるでしょう。
スタイリッシュさやファッション性よりも、ヴィンテージ感を優先させたい男性にはウェアハウスがおすすめです。
8. エヴィス(EVISU)
参考価格:40,700円 / 出典:EVISU
価格帯:高い 約3万円~7万円
エヴィスは1995年創業の大阪発祥のデニムブランド。自社製造をモットーにしており、徹底したクオリティーの高さを保っています。
エヴィスのデニム製品の一番の特徴が、色落ちが非常にきれいであること。これは生地から製造までを自社工場で管理しているからこそ、出せる風合いです。
デニムジャケットはデニムパンツほど早く色落ちしませんが、その分長い時間をかけて、経年変化を楽しむことができます。
9. 鬼デニム(ONI DENIM)
参考価格:31,900円 / 出典:鬼デニム
価格帯:普通~高い 約3万円
鬼デニムは、桃太郎ジーンズと同様、デニムの名産地岡山県で生まれたジーンズブランドです。特徴は、職人の手によって作られるセミハンドメイドであること。
熟練した職人が作った鬼デニムのデニムジャケットは、シルエットが非常にきれいです。また、生地はかなり厚く風合いも抜群。品質が高く、1着あると長く愛用できるでしょう。
以前は高品質の製品を作れる職人が少なく、また、職人の高齢化により継続的な販売が難しい時期もありました。しかし、現在は後継者も育っており、順調な販売ができています。
広告・宣伝を積極的に行っているわけではないので、知る人ぞ知るマニアックなブランドであるところも興味をそそります。セミハンドメイドのようにこだわりのあるデニムジャケットがいい方には鬼デニムがおすすめです。
『鬼デニム デニムジャケット』を
10. フルカウント(FULLCOUNT)
参考価格:34,980円 / 出典:FULLCOUNT
価格帯:高い 約3万円~5万円
フルカウントは日本生まれのデニムブランド。上質なコットンで作られた肌触りのいいアイテムが特徴です。
デザインは50年代の古き良きアメリカがベースとなっており、ヴィンテージっぽい雰囲気がかっこいいブランドでもあります。
ただ単に当時の作りをしっかりと再現するだけではなく、今の時代に合わせて着丈を調整するなど、日常に取り入れやすいのも嬉しいポイントです。
色落ちがしっかり出る本格派のデニムジャケットが欲しい方は、フルカウントがおすすめです。
11. レミレリーフ(REMI RELIEF)
参考価格:29,700円 / 出典:BEAMS
価格帯:普通~高い 約3万円
レミレリーフは日本生まれのファッションブランド。質にこだわった製品は、多くのファッショニスタから愛されています。
古き良きアメリカンカジュアルの雰囲気を残しつつ、今っぽいデザインでハイセンスな服が揃います。デニムジャケットには加工を施し、アクセントを入れてあるのもポイントです。
王道のデニムブランドとはまた違った魅力があるレミレリーフ。デニムジャケットは着たいけど、男くさくなりすぎず、洒落た雰囲気で着たい方におすすめです。
12. ヌーディージーンズ(Nudie Jeans)
参考価格:37,400円 / 出典:Nudie Jeans
価格帯:高い 約4万円~7万円
ヌーディージーンズは、デニムブランドのリーの元デザイナーがスウェーデンで創業したブランド。細めでスタイリッシュなシルエットが特徴です。
ヌーディージーンズのデニムは種類も豊富。ドライデニムやブラックデニム、ウォッシュド加工を施したデニムジャケットなど、多彩な製品から選べることも魅力の1つです。
細身で形がきれいなデニムジャケットがほしい方にはヌーディージーンズがおすすめです。
13. オアスロウ(orslow)
参考価格:29,480円 / 出典:ZOZO
価格帯:普通 約3万円
オアスロウは、兵庫県西宮市発のデニムブランドです。メイドインジャパンにこだわり、生地から製造まで一貫して国内で行っています。
インディゴの色目やデニムの織り方にも徹底的にこだわりっており、経年変化による色落ちもきれいに出ると定評があります。
また、過去の雰囲気を忠実に再現するために、あえてその時代で使われていた旧式のミシンで生地を縫うなど、徹底した姿勢を貫いています。ベーシックなかたちを基本としつつ、新しい要素を取り入れるのも非常に上手なブランドです。
14. G-STAR RAW(ジースターロウ)
参考価格:26,400円 / 出典:G-STAR RAW
価格帯:普通 約2万円~3万円
1989年にオランダのアムステルダムで誕生したデニム専門ブランド。リアルなユーズド加工を施したデザイン性の高いデニムジャケットを得意としています。
また、裁断を3D構造で捉えた「立体裁断」がG-STAR RAWの特徴の一つ。腕を包み込むようなフィット感で、動きやすく、かつ、シルエットを美しく見せてくれます。
15. デンハム(DENHAM)
参考価格:38,500円 / 出典:DENHAM
価格帯:高い 約4万円
デンハムはオランダのアムステルダムで創業したブランド。創業者のジェイソン・デンハムは、18歳の頃から自分でデニムを作ってしまうほどデニムへのこだわりが強かった人物として有名です。
デニムへのこだわりは商品作りにもきちんと反映されており、縫製やディテールが非常にきれいな点が印象的です。そして、細部の丁寧さは、アイテムを着たときのシルエットの美しさにもつながります。
また、デニムの色落ちにもこだわっており、色落ちをリアルに再現した加工技術も優れています。
16. シュガーケーン(SUGAR CANE)
参考価格:38,280円 / 出典:SUGAR CANE
価格帯:高い 約4万円
シュガーケーンは東洋エンタープライズ株式会社が運営しているデニムブランド。東洋エンタープライズは戦後、米軍に向けて衣服を販売していた会社でした。
有名なのはスーベニアジャケット、通称スカジャン。デニムジャケットにおいても、ベーシックな形やヴィンテージのデニムジャケット遜色ないディティールがファンの視線を集めます。
生地がしっかりとしていて厚い分馴染むまで時間がかかりますが、馴染んだ時は色落ちやアタリがしっかりと出て、世界に一着のジャケットが完成します。
デニムジャケットのおすすめのコーデ方法
最後に、デニムジャケットのおすすめのコーデと、そのポイントをご紹介します。
きれいめのアイテムを合わせる
出典:ZOZO
デニムジャケットを大人っぽく着こなすポイントは、カジュアルにしすぎないことです。
デニムジャケットはアイテム自体がカジュアルな印象が強いアイテム。そのため、デニムジャケットにデニムパンツなどを合わせると、カジュアル過ぎて子供っぽい印象を与えてしまいます。(もちろん、上級者のコーデとしてデニムonデニムに挑戦するのはアリです!)
きれいなコーデにまとめたい方は、デニムジャケットに黒のパンツや白Tシャツを合わせるのがおすすめ。誰でも簡単にデニムジャケットを着こなせます。
出典:ZOZO
少しレベルを上げて、デニムジャケットをインナーとして使うコーディネート。他のアイテムはモノトーンやベージュをベースにして、デニムジャケットをアクセントにすると、グッとおしゃれなコーデが完成します。
こんなふうに、デニムジャケットには、きれいめのアイテムを合わせるのがおすすめです!
ゆったりめのシルエットで重ね着を楽しむ
出典:ZOZO
デニムジャケットの中に厚めのインナーを着込む時は、ゆったりめのデニムジャケットが◎。
ボトムスは超細身のスキニーよりも、トップスのシルエットに合わせてややゆったりめのものをチョイスすると今っぽいコーデに仕上がります。
以上、デニムジャケットの選び方やおすすめブランドをご紹介しました。皆さんも、お気に入りの一着を身にまとってお出かけしてみましょう!