【使用レビュー】革好き男が選ぶシェルコードバンのコンパクト財布

この記事では、人気急上昇中の革製品ブランド「CRAFSTO」の「シェルコードバン L字ファスナー財布」(ブラック)をレビューしていきます。
コードバンのお財布が気になっている方や、コンパクトなミニ財布が気になっている方は必見です!

編集部
MEN’S FASHION BRAND LIST
1. CRAFSTO(クラフスト)とは
クラフストは2020年に設立された革製品ブランドです。現在は、東京・浅草橋に店舗を構えています。
「未来のヴィンテージ」をコンセプトに、長く愛用できる丈夫で美しい革財布を作っています。
ブランドについての詳しい情報や、評判・口コミは、以下の記事で解説しているので、気になる方はそちらをご覧ください!
ちなみに、上記の記事では、「L字ファスナー財布(ブライドルレザー/ネイビー)」を実際に使用したレビューや、使用中の経年変化も掲載しています!
2. シェルコードバンとは
今回この記事でご紹介するのは、「シェルコードバン」を使ったL字ファスナー財布です。
馬のお尻の皮から作られる高級な革「コードバン」についてはご存知の方も多いと思いますが、そのコードバンの中でも最高級の品質と評され、革製品の愛好家の間でも人気のレザーが「シェルコードバン」です。
革の表情の美しさだけでなく、しっかりと油分を含ませることで耐久性・通気性・防水性という性質も兼ね備えています。

ちなみに、「シェルコードバン」は、アメリカにあるホーウィン社が商標登録した製品の名前です。
近年は、コードバン自体を製造するタンナーが減少していることもあり、シェルコードバンの希少価値は益々高くなっています。
シェルコードバンは、一般的に流通している通常のコードバンと比べて、2倍以上の価格がつくこともあります。
まさに、コードバン界の王様です。
ホーウィン社とは
シェルコードバンを作っている「ホーウィン社 -Horween Leather Company-」は、1905年にアメリカ・シカゴで創業した老舗のタンナー(革を製造する工場)です。
ホーウィン社では、ビーズワックス・ラノリン・牛脂・樹皮といった伝統的な材料を使用し、熟練の職人が一枚一枚の革をつくりあげます。
最高級と評される「シェルコードバン」や、ブーツ等にも使用される「クロムエクセルレザー」を製造するタンナーとして有名です。
3. シェルコードバン L字ファスナー財布(ブラック)をレビュー
ここから、「CRAFSTO」の「シェルコードバン L字ファスナー財布」を見ていきます。
今回ご紹介するお財布の基本情報は以下の通りです。
ブランド | CRAFSTO(クラフスト) |
---|---|
商品名 | Shell Cordovan シェルコードバン L字ファスナー財布 |
価格 | 45,900(税込) |
カラー | ブラック・No.8(バーガンディー) ダークグリーン・ダークコニャック |
サイズ | 外寸=横幅11.5cm × 縦幅9cm × 最大厚み1.8㎝ |
収納 | 札入れ×1、小銭入れ×1、カードポケット×4、フリーポケット×2 |
素材 | 本体:シェルコードバン 内装:タンニン鞣し革(牛革)・コットンとレーヨンの混合生地 ファスナー:YKKエクセラ |
生産国 | 日本 |
おすすめの年齢 | 20代・30代・40代・50代 |
魅力1:シェルコードバンの財布をこの値段で買えるのがすごい!
シェルコードバンの重厚感のある艶。鏡のように手が映り込んでいます。
記事の冒頭でもご紹介したように、「シェルコードバン」の希少性はとても高いです。当然、希少性の高さは商品の価格に反映されます。
他ブランドでシェルコードバンを使用したお財布を探してみると、概ね6万円~20万円程であることがわかります。

いくら高級素材といえども、10万円以上のお財布を購入するのはなかなか勇気がいりますよね・・・。
そんな中で、CRAFSTOの「シェルコードバン L字ファスナー財布」は、45,900円という破格を実現しているわけです。
「なんでこんなに安いの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、主に以下の理由でしょう。
CRAFSTOが製造・販売を一貫して行うことで、中間コストがかからないから。
コンパクトな財布であるため、長財布に比べて革の使用面積が小さくて済むから。
ランドセルのようなのっぺりとした単一なコードバンではなく、革らしい表情が出やすい「シェルコードバン」の財布をこの値段で所有できる!
革好きの男性としては、そこが「CRAFSTO」のL字ファスナー財布(シェルコードバン)の最大の魅力です。
魅力2:見た目の高級感がすごい
素材の質感、程良い艶感、同色の縫い糸。全体がバランス良く調和していて、見た目に高級感があります。
次に、アクセントになっているファスナーを見てみましょう。ファスナーは、YKKの中でも最高級ランクに位置づけられる「エクセラ」と呼ばれるものを使用しています。
YKKエクセラ(EXCELLA)とは
日本のファスナーシェアNO.1の「YKK」。エクセラは、そのYKKが展開するファスナーの中で最も高級なファスナーです。
エレメント(ファスナーを構成している金属パーツ)の1つ1つに入念な磨きをかけることで、美しい輝きと滑らかな滑り心地を実現しているのが特徴。
製造に手間がかかる分、通常のメタルファスナーと比べて2~3倍の価格で販売されています。
さらに、内装にはタンニン鞣しの牛革を使用。植物由来のタンニンで鞣す「タンニン鞣し」のレザーは、化学薬品で鞣す「クロム鞣し」と比べて革らしい風合いがあります。
製造に手間がかかる分、クロム鞣しのレザーよりコストが上がりますが、あえてタンニン鞣しのレザーを使っているんですね。
そんな各所へのこだわり、妥協のなさが、全体の高級感へと繋がっていきます。素人目に見ても、「おっ」と思わせる雰囲気があるお財布となるわけです。
魅力3:メインで使えるコンパクトなサイズ感が良い

編集部の私、プライベートでもクラフストの「L字ファスナー財布」を使用しています。このサイズ感が絶妙にちょうど良いからです。
皆さんも実感されているように、キャッシュレス化への移行が進むとともに、巷で売られている財布はどんどん小型化しています。
私自身も、長財布だと大き過ぎて荷物になるな・・・と思ってコンパクトな財布に移行した人間です。
最初は「小さい財布でも大丈夫なのかな?」と少々不安でしたが、結果としては全く問題なし。
人間というのは「隙間があれば埋めたくる」生き物。結局、長財布のスペースに合わせて色々と詰め込んでいるだけなんですよね。
一方で、他ブランドでは”小ささに特化した”お財布もよく見かけますが、個人的には、使用感に慣れるまで少々手間取りそうなのと、何もそこまで小さくしなくても・・・と思ってしまう派。メインのお財布として使うには若干心細い感じもします。
その点、CRAFSTOの「L字ファスナー財布」は、そんな私にぴったりなサイズ感だったというわけです。
容量としては、
カード類4枚(左右それぞれ2枚ずつ)
お札8枚
小銭15枚
くらいであれば問題なく同時に入ります。
よく使うカードはお札を入れるスペースに入れても問題ありません。これだけ入れば十分ですよね。
先ほどのお金とカードを全て入れて、財布の厚さを確認したところです。厚みは約1.8cm。革がしっかりしているので、大きく膨らむことはありません。
小銭は入れすぎるとお財布の形がふっくらしてしまうので、できるだけ少なくした方がスリムな形を保てると思います。
「キャッシュレス化は進んでいるけれども、なんだかんだで現金しか使えない場面もまだあるよね。」そんなふうに感じている方にぴったりのお財布です。
4. CRAFSTO(クラフスト)の店舗が新たにオープン
クラフストは、2022年6月にリブランドし、店舗も下記所在地に移転しています。
公式オンラインストア: https://crafsto.jp
実店舗住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-8-6 1F(浅草橋駅から徒歩2分)
店内の高級感がより一層増しているだけでなく、商品のラインナップも強化。
今回ご紹介した「シェルコードバン」を使った革製品の他、ブライドルレザーやネブラスカ(イタリアンレザー)、植物から作られるヴィーガンレザーを使用した製品がずらりと並んでいます。
また、お財布だけでなく、同素材を使用したキーケースやマックブックケース、トートバッグやバックパック等のアイテムも展開しています。気になる方は公式サイトや店舗をご覧ください!
更新日:2024.5.14
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